今話題!お店の紙袋をリメークしてオシャレな小物に大変身 初心者におすすめ「ポーチ・ポチ袋」の作り方
「いつか使うかも」と、ついため込みがちなお店の紙袋。その紙袋をリメークする方法がいま話題に。まずは手軽にチャレンジできる「ラッピングポーチ」と「ポチ袋」の作り方を包装作家(R)正林恵理子さんに教わったのでご紹介します。
教えてくれた人
正林恵理子さん/包装作家(R)。
仏・パリでお菓子作りを学び帰国後、紙袋や封筒、紙コップなどの身近な素材を使って作るエコなラッピングを追求する。著書に『もっとエコ・ラッピング』(大和書房)などがある。
喜んでくれるのがうれしい
「ふだんから紙袋はもちろん、紙袋の持ち手やチャック付きポリ袋のチャック部分なども切り取って保存しておき、再利用しています」
と言うのは、包装作家の正林(しょうばやし)恵理子さん。
「もともとはお菓子作りが好きで、誰かにプレゼントするときに、お金をかけずにかわいくラッピングしたいと思ったのが始めたきっかけです。自分で包むオリジナルパッケージでプレゼントすると、開ける前からとても喜んでもらえるんだと感激して、どんどんハマりました」(正林さん・以下同)
さまざまな紙袋リメークをする中で、正林さんはパッケージの装飾にも凝っているという。
「リメーク作品のサイズに合わせて、輸入菓子のパッケージをコピーしてデコレーションしたり、パッケージにスタンプを押したり。手間と工夫を凝らすことで、オリジナルラッピングがさらに楽しくなりますよ」
用意する道具
【1】両面テープ10mm幅、5mm幅
【2】鉛筆
【3】スタンプ台
【4】穴あけパンチ
【5】スタンプ
【6】カッター
【7】はさみ
ラッピングポーチ作り
ちょっとしたプレゼントに最適。
ラッピングポーチの材料
チャック付きポリ袋は、あらかじめチャックの下の部分をカットしておく。飾り用ラベルは、輸入菓子のラベルや洋書などをコピーして使うのがおすすめ。
【1】チャック付きポリ袋のチャック部分
【2】好みの紙袋(持ち手のないもの)
※使用した袋は約縦25×横15cmのもの
【3】厚紙(底板用)
【4】飾り用ラベル(ラベルのほか、シールなどもおすすめ)
ラッピングポーチの作り方
【1】紙袋を半分くらいに折る。このとき、ぴったり半分ではなく、3mm程度ずらして折る(円内写真)。同じ折り目で反対側にも折り、折った部分は指でしごいて折り筋をしっかりつける。
【2】紙袋を開き、【1】でつけた折り筋に沿って、その線より上の部分をすべて内側に折り込む。
袋の角の折り目を合わせて四角い箱状態になったら、折り筋を綺麗に整える。
【3】左右のマチ部分を外側に張り出させ、写真のような舟形にする。
【4】カットしたチャック付きポリ袋のチャック部分を閉じたまま、チャックの上に10mm幅の両面テープを表裏両方に貼る。貼りつけた両面テープに沿って、余分なビニールを切る。チャックの長さは、袋口の幅より少し短めに切る。
【5】チャックに貼った両面テープの片側の剥離紙(はくりし)をはがし、袋口の上端より5mm程あけて、ポーチの内側に貼る。
もう1枚の両面テープの剥離紙もはがし、上から反対側を重ねるように貼る。チャックの接着面を指でしごき、しっかり紙袋に圧着させる。
【6】厚紙をポーチの底のサイズよりやや小さめにカットし、底に敷く。
「厚紙にもスタンプなどを押しておくとかわいいですよ」(正林さん・以下同)。
【7】ポーチの表面にラベルやシールなどを貼って、好みにデコレーションする。