芸能界そば好きNo.1 DEEN 池森秀一さんと「最高のそば」を老舗製麺所で学ぶ おいしいそばを作る3か条とは
「15年間365日食べても飽きない」と豪語するのはロックバンドDEENのボーカル池森秀一さん。今回、池森さんが「最高のそば」を老舗の製麺所で学ぶということで密着取材をした。そこで教わったおいしいそばを作る3か条とは…? 製麺所の社長猪俣さんとのそば好き対談も必見!
池森さんに学ぶ「乾麺」の良さ
まず最初に池森さんに乾麺の良さについて教えてもらった。
【1】高クオリティーな風味と歯応え
「八割とか十割とか、そば粉の分量が多いものが増えていて、いまや市販の乾麺は侮れない。周りの人に勧めたら『こんなにおいしいものなの?』って驚いてます」(池森・以下同)
【2】保存もゆでも“扱いやすい”
「生麺は風味がどんどん劣化するし柔らかいから、ゆでるも食べるも全集中しないといけないよね。一方で乾麺は、製造工程で麺に圧力をかけてあるから少々雑に扱っても大丈夫なのがいい」
【3】調理法が無限大!
「冷やしはもちろんだけど、温かい麺にしてもダレにくい。パスタ代わりに焼き調理もできるから、可能性が無限なんです」
最高のそばができるまでの4ステップ
福島県・田島町本町にある「奈良屋」さんは、昭和中期からそばの製造を始めたという老舗の製麺所。「奈良屋」さんに最高のそばが完成するまでの工程を教わる。
【1】季節や気温に合わせて職人が最適な状態になるまでそば粉を混ぜる。
【2】水などを入れ、粉がまとまり始めたら機械を止めて、伸ばし機へと移す。
【3】伸ばし機で薄く伸ばして、バウムクーヘンのように巻いていく。
【4】生地を長細く重ねたあと、打ち粉をして、等間隔で切っていく。
最高のそばが完成!
断裁された乾麺はつるされたまま、3つに分かれた乾燥室へと運ばれ、最大約32℃で乾燥させる。ここで9時間かけて乾燥し、乾麺の状態になる。そばが乾燥されている様子はまるで“そばのカーテン”のよう。
手入れの行き届いた製粉機は、約40年間、休むことなく稼働し続けている。「この工場になくてはならない機械の一つ」と猪股さんは目を細める。
全自動包装機では池森プロデュースの『二八の裁ちそば』が包装中。一日約1万束分が包装され食卓へと届けられる。
奈良屋さんとコラボした『二八の裁ちそば』完成! わが子みたいで愛しい
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