料理の味を格上げするプロの裏ワザ5選「唐揚げは鶏肉にかつお節をまぶして旨みUP」
いつも食べている定番料理がこれ以上美味しくならない、上手く作れないと諦めていませんか?「ほんの一味加えるだけで、料理のおいしさが格段にアップしますよ!」と、料理系YouTuber・食事処さくらさん。そこで今回、食事処さくらさんほか、3人の食のプロに普段使っている裏ワザを教えてもらいました!
※コメントは料理家・本多理恵子さん(本) 、アイデア料理研究家・makoさん(m)、食事処さくらさん(食) 、スタイリスト・フードコーディネーター・鈴石さん(鈴)
※材料は記載があるもの以外、2人分です。
格上げテク1:ミートローフはベーコンを巻いてジューシーに
肉だねをベーコンで巻くことで型が不要なだけでなく、ベーコンの旨みでジューシーな仕上がりに。周りに野菜をおいて一緒に焼くと、肉汁が染み込んでおいしく仕上がります」(本)
【作り方】
【1】玉ねぎ1/8個はみじん切りにし、耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで1分加熱。パン粉大さじ2をなじませ粗熱を取る。
【2】ボウルに豚ひき(または合いびき)肉250gと【1】、卵1個、牛乳大さじ2、塩・こしょう・ナツメグ各適量を加えてよく混ぜる。
【3】ラップの上にベーコン5枚を縦に並べ、【2】の半量を平たくのせ、ゆで卵3個を並べたら残りの【2】をのせてラップごと包み、形を整える。
【4】クッキングシートを敷いた天板に【3】と好みの野菜をのせ、オリーブオイルを回しかけて220度に予熱したオーブンで35分加熱する。
★ワンポイント★
肉だねに入れる玉ねぎは、レンチンした後すぐにパン粉を投入。パン粉臭さが消え、しっとりとした食感に。
格上げテク2:オムライスの卵は水溶き片栗粉で破れにくく!
「オムライスは上にのったふわとろ卵がおいしさの決め手! 卵は白身と黄身で火の入る温度が違うので、よく溶きほぐします。卵4個に対して、水溶き片栗粉(片栗粉・水各大さじ11/2)を加えてよく混ぜることで、卵が破れにくくきれいな仕上がりに」(食)
格上げテク3:唐揚げはかつおぶしをまぶして旨みアップ!
「唐揚げは、肉に味付けしたら、かつおぶし小袋(2g)をまぶします。そのあと衣をつけて揚げてみて! かつおぶしの旨み成分の効果で、おいしさがぐっとアップしますよ」(m)
【作り方】
【1】しょうゆ・酒各大さじ1/2、塩小さじ1/4、おろししょうが小さじ1/2を混ぜ合わせた液に一口大に切った鶏もも肉200gを入れてもみ込み、かつおぶし2gをまぶしたら、片栗粉、小麦粉各大さじ2を合わせた衣をまぶす。
【2】サラダ油適量を170度程度に熱し、きつね色になるまで揚げる。
格上げテク4:市販ドレッシングはすりおろし野菜で風味アップ
「和風の玉ねぎドレッシングに、すりおろしにんにくをプラスすることで風味や旨みが引き立ち、本格的な味に。ほかにも好みのドレッシングに、しょうが、にんじん、玉ねぎなどをすりおろして加えてみて」(m)
【作り方】
ドレッシング大さじ2に対し、おろし香味野菜は小さじ1/2、おろし野菜は大さじ1/2を目安に混ぜ合わせる。
格上げテク5:揚げ物は霧吹き後トーストでサクッと食感が復活!
「市販の揚げ物を温め直すときは、サッと水で霧吹きをしてから5分ほどトースターで温めて! 衣に水分を含ませて温めることで水分が蒸発し、サクッとした食感に。アルミホイルは一度クシャッとさせてから揚げ物をのせるのがポイント」(鈴)
教えてくれた人
本多理恵子さん/料理家
鎌倉で累計1万3000人以上が参加する人気料理教室を主宰。著書に『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)など。
makoさん/アイデア料理研究家
栄養士、フードコーディネーター。著書に『家政婦makoの魔法の時短テクで 簡単すぎるハレの日ごはん』(エムディエヌコーポレーション)など。
食事処さくらさん/料理系YouTuber
フレンチレストラン勤務後、YouTubeチャンネルを開設(登録者数34.4万人)。著書に『ごはん作りが最短で上達する 魔法のコツレシピ』(KADOKAWA)。
鈴石真紀子さん/スタイリスト・フードコーディネーター
衣食住に関わるライフスタイル全般のスタイリングを手がける。フードユニットcotonとしてイベント出店やケータリング、レシピ提案を行う。
撮影/玉井幹郎、宮司信吾 取材・文/近藤鈴佳
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
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