名店「ラ・ビスボッチャ」シェフが教える”にんにく”を使ったレシピ「コツは低温&弱火でじっくり旨みを引き出す」
疲労回復に効果絶大、スタミナ満点のパワーフード「にんにく!」を使った家庭でも作りやすいレシピを、東京・恵比寿にあるイタリア料理店「ラ・ビスボッチャ」の名シェフに教えてもらいました。激旨の3皿を食べて元気をもらおう!
にんにくを調理をする際は必ず「低温&弱火」でスタート
「イタリア料理にとってにんにくは、日本料理のしょうゆやみそのような存在。どこの家庭も生のにんにくを常備していて、調理する直前にフレッシュな状態のものを使います」と料理長の井上裕基さん。
「にんにくを調理するときは、必ず低温&弱火で始め、旨みをじっくり引き出すのがポイント。それさえ守れば失敗しにくいですよ」
1. ズッキーニのペペロンチーノ
王道ペペロンチーノは太麺を使うと失敗しらず 乳化しやすくパサつかない
【作り方】(1人分)
【1】ズッキーニ1/4本(50g)は薄めの半月切りにする。
【2】スパゲッティ(太麺タイプ)80gは表示時間より1分短くゆでる。
【3】フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにくのみじん切り2片分、赤唐辛子2本を入れ、弱火でじっくり熱し、香りが立ったら【1】を加えて軽く炒める。【2】とゆで汁70mlを加え、パスタにソースをしっかり吸わせ、全体をなじませる。
【4】器に盛り、半分に切って素揚げしたにんにく2片、ちぎったイタリアンパセリ適量を散らす。
2. ペンネアラビアータ
トマト&にんにくの極上コンビに 隠し味の赤みそでコクアップ!
【作り方】(1人分)
【1】フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、玉ねぎのみじん切り1/6個分を炒め、トマト缶1缶(400g)を入れ、半量になるまで煮詰める。
【2】ペンネ80gを表示時間より1分短くゆでる。
【3】フライパンにオリーブオイル大さじ1、赤唐辛子8本、にんにくのみじん切り1片分を入れ、弱火でじっくり熱し、香りが立ったら【1】を70g、赤みそ小さじ1弱を加えて炒める。【2】とゆで汁70mlを加え、ペンネにソースをしっかり吸わせ、全体をなじませる。
【4】器に盛り、みじん切りにしたイタリアンパセリ適量、ガーリックチップ2片分を散らす。
3.たことじゃがいものサラダ
にんにくの旨みが染みこんだ たこはプリプリのごちそう レモンドレッシングがさっぱり
【作り方】
【1】じゃがいも1個はゆでて、食べやすく切る。
【2】小鍋にたこの足2本(120g)、にんにく2片、オリーブオイル大さじ11/3、白ワイン大さじ4を入れ、ふたをして弱火で25分ほど蒸し煮にする。蒸し上がったらたこはひと口大に切る。
【3】ボウルにオリーブオイル大さじ2、レモン汁小さじ2、塩少量を混ぜ合わせ、【1】、【2】を入れて和える。
【4】器に盛り、粗びき黒こしょう適量を振る。
教えてくれた人
髙部孝太さん/ラ・ビスボッチャ 副料理長
1993年創業のイタリア料理店。本場の雰囲気を大切に、料理長の井上裕基さんが腕を振るう。
住所:東京都渋谷区恵比寿2-36-13 広尾MTRビル1F
撮影/田中宏幸 取材・文/岸綾香
※女性セブン2022年9月22日号
https://josei7.com/
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