沖縄料理のおつまみレシピ「にんじんしりしり」ほか4選|人気の沖縄料理居酒屋が伝授
沖縄料理には沖縄のお酒“泡盛”が合いますよね。そこで人気の沖縄料理居酒屋『沖縄酒場みんさぁ』の與座健次さんに、沖縄料理のおつまみを教えてもらいました。もう1品欲しいときにサッとできるので、おうち飲みのおともにぜひ!
ミミガーピーナッツ
作り置きができるおつまみの定番
コリコリのミミガーをコクのあるピーナッツ酢みそで和える、居酒屋のお通しで登場することも多い料理。「ミミガーは、ポン酢やからしマヨネーズで和えてもおいしいですよ」(與座健次さん・以下同)。
<材料>
ミミガー(ゆでてスライスされているもの)…90g
きゅうり…20g
【A】
ピーナッツバター・ポン酢…各大さじ2
はちみつ…小さじ2
みそ…小さじ1/2
<作り方>
【1】ミミガー、せん切りにしたきゅうり、【A】を合わせて和え、器に盛る。
クーブイリチー
冷めてもおいしい濃厚炒め煮
クーブは「昆布」、イリチーは「炒め煮」の意味。「小鉢や弁当でも登場回数の多い総菜ですが、元々はハレの日に食べられる宮廷料理でした。油はサラダ油でも代用できますが、ラードを使うと深い味わいに仕上がりますよ」。
<材料>
乾燥切り昆布…15g
豚バラ肉…40g
つきこんにゃく…70g
にんじん…30g
しいたけ…1~2枚
ラード…適量
【A】
塩・かつお顆粒だし…各小さじ1/2弱
<作り方>
【1】乾燥切り昆布は水で戻してから、水洗いしてぬめりを取る。豚バラ肉はゆでて、1.5cm程の細切りにする。ゆで汁1カップは取っておく。つきこんにゃくは下ゆでする。にんじん、しいたけは1cm幅の細切りにする。
【2】鍋にラードを熱して【1】を軽く炒めてから、豚のゆで汁と【A】を加え、昆布がやわらかくなるまで弱火で煮る。
ナーベラーチャンプルー
へちまは夏に欠かせない野菜
「ナーベラ―(へちま)は家庭でよく食べる夏野菜のひとつ。身が硬いイメージがありますが、皮を剥いてだし汁で炒め煮にすると、やわらかくなりますよ。お好みでシャリッとした食感を残してください」。
<材料>
へちま…1本
島豆腐(なければ水切りした木綿豆腐)…150g
ポークランチョンミート…25g
にら…10g
サラダ油…適量
しょうゆ…小さじ11/2
【A】
グラニュー糖…小さじ1
だし汁〈かつお〉…大さじ3
白みそ…10g
<作り方>
【1】へちまは皮をむいて3cm幅の斜め切りにする。島豆腐はひと口大に切り、ポークランチョンミートは棒状に切る。にらは5cm長さに切る。
【2】フライパンに油を熱し、島豆腐、ポークランチョンミート、へちまの順に入れる。へちまがしんなりして表面に焼き色がつくまで中火で炒める。
【3】【A】を加え、みそを溶かしながら、水分がなくなるまで煮詰める。
【4】にら、しょうゆを加えて軽く混ぜ合わせる。
にんじんしりしり
にんじんの甘みを味わう鮮やかおかず
一家に一台はあるスライサー「しりしり器」で作るのが一般的。包丁で切るより味がなじみやすい。「具材や味付けは家庭によって千差万別。沖縄のにんじんは甘いので、砂糖は使わずに素材の甘さを生かします」。
<材料>
にんじん…150g
にら…10g
ツナ缶…10g(オイル小さじ1)
卵…1個
【A】
だし汁<かつお>…大さじ4
かつお顆粒だし・塩…各小さじ1
サラダ油・しょうゆ…各適量
<作り方>
【1】フライパンに油を熱し、細切りにしたにんじん、ツナ缶とオイルを入れて中火で炒める。
【2】にんじんがしんなりしたら【A】を加える。
【3】5cm長さに切ったにらを加えて軽く炒め、しょうゆで味を調え、卵を加えて炒め合わせる。
教えてくれた人
沖縄酒場みんさぁ 與座健次さん
東京・中目黒にある沖縄料理居酒屋『沖縄酒場みんさぁ』は関東、大阪に沖縄料理系列店、8店舗を展開。お酒にもご飯にも合う料理は、那覇出身の本誌カメラマンが「現地の味!」と感動するおいしさ。
■沖縄酒場みんさぁ
住所:東京都目黒区青葉台1-30-13 サンライズ中目黒1F
撮影/玉井幹郎、武井メグミ
※女性セブン2022年6月16日号
https://josei7.com/
●テレビ番組でおなじみ『古典酒場』編集長・倉嶋紀和子さんおすすめ“全国絶品おつまみ”お取り寄せ4選