兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第110回 「元気だから感謝」と言えるか?】
「他人事ならわかったようなことも言える」、誰でもそんなことはあると思いますが、若年性認知症を患う兄と2人暮らしのツガエマナミコさんの心境は、より複雑です。わかっちゃいるけど、イライラして、ため息もでる。将来のことを考えればなおさら…。
それでも、「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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実は、ストレス溜まりまくりです…
「今日はワンちゃんのところに行く日だよ」と言うと、しばらく考えて「クマちゃんもいるよね?」と返してくる兄と2人暮らしのツガエでございます。
大きなレトリバー犬を「クマ」と認識しているようなので、訂正したい気持ちをぐっとこらえて、「へえ、クマちゃんもいるんだ」と話しを合わせております。
兄はどこまでおバカさんになっていくのでしょう。テレビから流れてくる短いフレーズをオウム返しするだけでも、最近はおかしなことになっています。
例えば「整理収納のプロ」は「セイリシューのプリン」、「超デカ盛り弁当」は「チョーデカメンボー」といった具合に独自変換されます。聞いたまま繰り返しているつもりでも口が回らないのと、途中で記憶が薄れてしまうので、「なんでそうなるの?」というまったく別モノが飛び出てく