精神科医Tomyの元気の出る金言【第3回 もっと生きることを楽しみたいあなたへ】
ドラえもんの道具のように
きっかけをくれる存在が
日常の中に隠れてる。
ワクワクのために
探してみましょ。
* * *
好奇心こそワクワクの秘訣
おはようございます。精神科医Tomyです。一人称は“アテクシ”よ。月曜日の朝にみなさんに届けたいメッセージ、毎週発信しますのでよろしくね。
もしも『ドラえもん』の「ひみつ道具」があったら。想像するだけでワクワクしますね。しかものび太くんは道具頼みではなく、最後は自分で問題を解決しているみたい。
臆せず道具を試す柔軟さは、大人が忘れがちなポイントですね。今日は、いつも新しい何かに触れるよう心がけて、イキイキ過ごしましょうっていうお話よ。
2022年は団塊の世代が75歳になり始めます。2025年には4人に1人が75歳。その子供世代はアラフィフくらいね。どちらの世代もお尻が重くなって、新しいものを取り入れなくなっているんじゃないかしら。
アテクシ、クリニックでの仕事や執筆活動を通して、つくづく好奇心こそイキイキする秘訣だと感じます。のび太くんは、ひみつ道具をすぐに試してみるじゃない? あれこれ余計なことを考えず、パッと。ひみつ道具はきっかけをくれるだけで、ちょっといい未来を築くのは自分の力なのですが、入り口は柔軟な好奇心なんですね。億劫がっていると、楽しんで生きるきっかけを逃してしまうかもしれませんよ。
暮らしのアイデアを聞いたらパッと試す。いつもと違う道を通ってみる。夜空の星座を眺める。そんな小さなことでいいと思います。刺激となり、新しい習慣に発展するかもしれません。
ところでのび太くん、昼寝が得意で無理をしない。頑張りたくないときは頑張らないという、ある意味強さの持ち主です。最近は、有名人が精神的な不調でお休みすることも珍しくないですね。社会的にメンタルに配慮する体制が整ってきたということでしょう。頑張りすぎてしまう人は、のび太くんのように素直に休んでしまうのもいいかもしれません。
誰でも人生を豊かにしたいもの。ドラえもんのひみつ道具のような、きっかけをくれる存在を普段からぜひ探しましょう。若々しく充実して過ごせるのではないでしょうか。
プロフィール
精神科医Tomyさん/1978年生まれ。国立大学医学部卒業後、精神科クリニックに勤務。診察する中で言葉の力に気づき、自身のつらい経験も生かして温かいアドバイスをツイッターで発信。たちまち話題になり、フォロワー現在、24万人を突破。作家・エッセイストとしても活動しながら、悩み多き人々に寄り添い続けている。
ツイッター:『ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き』 @PdoctorTomy
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取材・文/永田玲香