“何度もリピート”!人気料理家の絶品レシピ4品|やみつき台湾風角煮やマーマレードスペアリブ…
この1年間、料理雑誌等での掲載回数が多かった人気料理家をご紹介。制作に携わった業界のプロ(カメラマン、スタイリスト、ライター)たちの忘れられない味も再現してもらいました。現場でも「忘れられない味」「何度もリピートしている」と大評判で、スタッフが好きなポイントも解説。簡単に作れて、やみつきになるレシピは完全保存版ですよ!
※選出方法:2020年4月~2021年3月の料理雑誌『オレンジページ』(オレンジページ)、『レタスクラブ』(KADOKAWA)、『きょうの料理』(NHK出版)、『dancyu』(プレジデント社)、生活雑誌『天然生活』(扶桑社)、『クロワッサン』(マガジンハウス)への登場回数を女性セブン編集部が独自に集計。
高山かづえさんのマーマレードスペアリブ
「スペアリブは、しっかり汁気を切り、弱火でじっくり焼き目をつけて。肉の香りが立っておいしく仕上がります。肉を漬け込んだ状態でBBQに持参するのもおすすめですよ」(高山かづえさん)
<材料>(2人分)
スペアリブ…450g
トマト…2個
レモン…1/2個
バジル…6枚
オリーブオイル・粗びき黒こしょう…各少量
<A>
マーマレード…大さじ3
ケチャップ・白ワイン・オリーブオイル…各大さじ1
ウースターソース…小さじ1
塩…小さじ3/4
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
粗びき黒こしょう…少量
<作り方>
【1】レモンは2枚スライスにし、残りはしぼる。ポリ袋にレモンスライスと果汁、<A>、スペアリブを入れてよくもみ、冷蔵庫で3時間以上漬ける。トマトはヘタをとって横半分に切る。
【2】フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にかける。スペアリブを並べ入れて弱火にし、全面がこんがりするまで5分ほど焼き付ける。
【3】余分な油やこげをペーパーで拭き取り、残った漬けだれを加える。煮立ったらふたをし、5分煮る。スペアリブは上下を返し、トマトは断面を下にして並べ入れ、さらにふたをして5分煮る。
【4】トマトを取り出し器に盛る。残った煮汁がとろりとするまで1分ほど煮詰め、肉とともに器に盛る。黒こしょうを振り、バジルをちぎって散らす。
★ここが好き!
「ガッツリお肉とさわやかなバジルが好相性!高山さんの肉料理はパワーがあって、見た目も美しく、家で作りたくなるレシピばかりです」(スタイリストS)
堤人美さんのヤムヌア(牛肉のサラダ)
「レシピを考案するときに心がけているのは、味や食感の変化をちりばめること。この一品もドレッシングを、あえてさっくり混ぜることで、味の変化を楽しめるように工夫しています」(堤人美さん)
<材料>(4人分)
牛ステーキ赤身肉(ランプなど)…1枚(150g)
パクチー…2束
黄パプリカ…1/4個
紫玉ねぎ…1/4個
ミント…ひとつかみ
オリーブオイル…小さじ1
塩・こしょう…各少量
<A>
ライム(搾り汁)…大さじ2
サラダ油…大さじ1
ナムプラー…大さじ1/2
粗く刻んだ山椒の塩漬け(水煮も可)…小さじ1
はちみつ…小さじ1
にんにく(みじん切り)…1/2片
<作り方>
【1】パクチーは2cm幅にざく切りにし、黄パプリカは縦に細切り、紫玉ねぎは薄切りにする。ミントと合わせて水に放ち、水気をしっかり切り、ボウルに入れる。
【2】牛肉は常温に戻して塩・こしょうし、フライパンにオリーブオイルを熱し、片面40秒ほど強火で焼く。アルミホイルで包んで15分ほど置き、1㎝幅に切ったら【1】に入れ、混ぜ合わせた<A>をかけてさっくり混ぜる。
★ここが好き!
「炒め物など、牛肉を使った料理のおいしさが印象的です。肉や野菜、レモンやハーブなどの香味野菜の組み合わせがいつも素敵で、豊富なアイデアに惚れ惚れしてしまいます」(スタイリストK)
ワタナベマキさんのオイルサーディンとズッキーニのトマトソースグラタン
「オーブン料理は、あらかじめ炒めた食材や、火が通りやすい食材を使えば焼き加減の失敗がありません。トマトソースは万能なので、ほかの料理にもぜひ使ってみてください」(ワタナベマキさん)
<材料>(4人分)
オイルサーディン缶…2缶(約200g)
ズッキーニ(緑・黄)…各1本
オリーブオイル…小さじ2
トマトソース…1/2カップ
粉チーズ…30g
塩・黒こしょう…各少量
<トマトソース(約2カップ分)の材料>
トマト缶(ホール)…1缶
玉ねぎ…1/2個
にんにく…1/2片
オリーブオイル…大さじ1/2
白ワイン…大さじ1強(20cc)
塩…小さじ1
<作り方>
【1】まずはトマトソースを作る。玉ねぎとにんにくはみじん切りにし、鍋ににんにくとオリーブオイルを入れ中火にかける。香りがたったら玉ねぎを加え、透き通るまで炒める。
【2】【1】にトマト缶を崩しながら加え、白ワインを加えてひと煮立ちさせる。塩を加えてふたをし、ときどき混ぜながら弱火で約15分煮詰める。
【3】ズッキーニは1.5cm幅に切る。フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、ズッキーニと塩を入れて焼き目がつくまで焼く。
【4】耐熱皿に【3】を入れ、油を軽く切ったオイルサーディン、トマトソース1/2カップの順にのせ、粉チーズを振る。220℃に温めたオーブンで約12分(オーブントースターの場合は約7分)焼き、黒こしょうを振る。
★ここが好き!
「『いりことドライトマトのパスタ』など、トマトの使い方が絶妙です!」(カメラマンM)
「どのレシピもおいしく作れるので、何度もリピートしています」(スタイリストF)
小林まさみさんの台湾風角煮
「夏はスタミナがつく豚肉を食べたくなります。とくに、旨みが凝縮される煮込み料理がおすすめ。この角煮にはスパイスをきかせているので、食欲がないときもモリモリ食べられますよ」(小林まさみさん)
<材料>(4人分)
豚バラブロック肉…600g
水…5カップ
酒…1/4カップ
しょうが・にんにく…各1片
ゆで豚の煮汁…2 1/2カップ
ゆでたけのこ…100g
干ししいたけ(香信)…7枚
フライドオニオン…10g
パクチー…1~2株
<A>
しょうゆ…大さじ3
砂糖…大さじ2 1/2
オイスターソース…大さじ1 1/3
五香粉…小さじ1
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
八角(あれば)…1個
<作り方>
【1】厚手の鍋に豚バラブロック肉、水、酒、しょうが、にんにくを入れ、強火にかける。ひと煮立ちしたらアクをとり、ふたをしてごく弱火で1時間30分煮る。そのまま冷まし、冷蔵庫に入れて一晩置く。
【2】表面に出来たラードを取り除く。
【3】【2】のゆで豚、ゆでたけのこは1cm角に切る。干ししいたけはさっと洗って石突きを取り、1cm大に割る。
【4】鍋にゆで豚の煮汁を入れ、<A>を混ぜ、【3】とフライドオニオンを加え、落としぶたをして強火にかける。ひと煮立ちしたら弱めの中火にし、ときどき混ぜながら汁気が少なくなるまで40分煮る。
【5】器に盛り、ざく切りにしたパクチーを添える。
★ここが好き!
「身近な食材を使った家庭料理で、おかわりが止まらない味ばかり。おつまみになる料理も多くてうれしい。鶏ハムやえのき豚も美味!」(ライターK)
教えてくれた人
料理研究家・ワインソムリエ 高山かづえさん
親しみやすく、作りやすい家庭料理が好評。著書に『保存のできる合わせだれで そこそこきちんと、まいにち作れるおいしい献立』など。
料理研究家 堤人美さん
身近な食材を使った、おいしく再現しやすいレシピが人気。著書に『野菜はあたためて食べる!』(新星出版社)など。
料理家 ワタナベマキさん
季節の素材を生かし、作りやすく飽きのこない家庭料理に定評。ナチュラルなライフスタイルにもファンは多く、『そうざい麺』(主婦と生活社)など著書多数。
料理研究家 小林まさみさん
身近な食材で作れるレシピが人気で、『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)などに出演。『切りおき』(小学館)など著書も多数。
撮影/市瀬真以、竹内章雄、菅井淳子
※女性セブン2021年6月24日号
https://josei7.com/
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