「恋水」って何て読む?「こいみず」ではありません|漢字クイズ3選
漢字にはそれぞれ意味があり、音読みと訓読みがある。しかし、これまでの歴史の中で当て字も多く生まれている。漢字の違った読み方を考えてみよう。「恋水」は“こいみず”ではなく、ヒントは、恋をすると出てきちゃうもの。ほか、漢字の読み方クイズ3選をお届けする。介護施設でのレクリエーションにも使えるかも?
1.「高襟」って何て読む?「たかえり」ではありません
ヒント:同じ意味の別の当て字に「灰殻」がある。
「高襟」の読み方は?
かの有名人なもこの人も「高襟」この当て字を使っていたとか…。
答えは、「ハイカラ」。
「ハイ」は高い、「カラ」は襟を指す。夏目漱石や森鷗外もこの当て字を用いている。
2.「糶」って何て読む?「かい」ではありません
ヒント:まぐろなどの魚によく使われる。
答えは、「せり」。
競うという意味だが、「うりよね」とも読み、穀物を売りに出すことを指す。
→この漢字読めますか?「ひ」ではありません|不思議な漢字クイズ3選
3.「恋水」って何て読む?「こいみず」ではありません
ヒント:恋すると出てくる水は何だ?
答えは、「なみだ」。
古写本によく登場する。「変水」を写し間違えたという説があり、これは若返りの水という意味で「おちみず」と読む。
→この漢字読めますか?「くし」ではありません|不思議な漢字クイズ3選
参考文献:『漢字は生きている クイズ120問』(東京新聞)、『謎の漢字』(中央公論新社)、『訓読みのはなし 漢字文化と日本語』『方言漢字』(角川ソフィア文庫)
写真/GettyImages
クイズ制作:笹原宏之さん
早稲田大学大学院教授、日本漢字学会理事。近著は『漢字は生きている クイズ120問』(東京新聞)。
※初出:女性セブン2021年2月18・25日号、「最強の脳トレ!」記事をもとに再構成。
https://josei7.com/
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