3時間で15品作る家事代行料理人に学ぶ手間をかけずにおいしい調理のコツ
忙しい毎日のなかで料理はなるべく手間も時間をかけないで、美味しく作りたいもの。そこで、素材の旨みを存分に引き出しながらも、パパっと仕上げるテクニックを、家事代行サービスの人気スタッフが伝授してくれました。
買い物かごにまず入れるべき野菜は?
スーパーでまず買い物かごに入れるのは、和洋中に活用できる玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、旬の葉物やきのこといった野菜。次に特売品の肉や魚を購入するという、タスカジのすずきよさん。
「献立に悩んだら、食べたいものをイメージして。例えば酢豚が食べたいけどピーマンが高いなら、ブロッコリーなど色合いや食感が同じ野菜で代用。すべて準備する必要はなく、家庭料理は柔軟に考えましょう。
味付けは、市販の調味料に頼るのも◎。麺つゆは煮物や和え物、炒め物、炊き込みご飯に使え、みそや砂糖を足せば、自分好みの味にも変えられます」(すずきよさん・以下同)
時短調理に役立つ!買っておくべき”缶詰”4選
「買い物に行けなかったり、帰宅が遅くなったりした際に便利なのが缶詰。冷蔵庫の野菜と合わせれば、即1品完成!」
●さばみそ煮缶
「大根と煮れば簡単煮物に。玉ねぎとしめじを炒めて、さばみそ煮缶とカレー粉を入れるだけで、コクのある和風カレーにも」
●トマト缶
「1缶400gを2品に展開。煮込みハンバーグやスープ、カレーの旨みがUP。残ったらビニール袋に入れて冷凍も可能」
●ツナ缶
「旨み、コク、油があるので、ポン酢とごま油、野菜だけで美味なサラダに。炒め物の風味もUP」
・乾燥わかめはそのまま投入!
「キャベツの下ゆで時に乾燥わかめを加えると、わかめの塩が移り下味に」
●大豆缶
「根菜と煮れば五目煮。挽き肉、野菜にトマト缶とチリパウダーを加えれば、チリコンカンに。スープやサラダにも◎」
”小麦粉ふりかけ”で煮込み料理が即完成
「ホワイトソース作りや煮込む過程を時短。鶏肉に下味を付けるときとフライパンで野菜を炒めるときに、それぞれ小麦粉大さじ1を振ります」
炒めるときは肉と野菜、半面ずつで加熱。
牛乳を加えると、瞬く間に煮込みのできあがり」
余った野菜はフライパンで”即席浅漬け”
「フライパンに余った野菜と塩、顆粒だし、水各少量を入れ、蓋をして2分加熱。
水気を切って塩昆布としょう油、ごま油で和えれば、浅漬けが完成!」
調味料と油で下味をつけて”冷凍保存”
「肉に塩、こしょう、にんにく、ごま油で下味を付け、千切り野菜を加えて冷凍。調味料と油で乾燥が防げ、炒めるだけで一品に」
野菜が長持ちする”専用カバー”
「野菜は切り口から乾燥し、傷みます。野菜保存用のカバーをつけ、冷蔵庫の野菜室に立ててしまい、鮮度をキープ」
【オススメ】野菜の乾燥と劣化を防止。ベジシャキ ダイちゃんキャロちゃん 2個 580円/コジット
教えてくれた人
タスカジ ハウスキーパー すずきよさん
管理栄養士で、料理教室講師歴18年の料理のエキスパート。依頼人宅にある食材を見て作る、おまかせ料理が得意。3時間で最低15品、最高20品の作り置き料理を完成させる。
タスカジHP:https://taskaji.jp/?lang=ja
撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年3月4日号
https://josei7.com/
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