兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第80回 闇から脱出する方法】
ふと襲ってくるネガティブな感情。誰しもそんな感情に囚われてしまうことはあるもの。若年性認知症の兄と2人で暮らすツガエマナミコさんも、マイナス思考に陥ることがあるという。そんなとき、どうやって気持ちを持ち上げているのか……ありのままに綴ってくれた。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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「口角を上げて」思いついたこと
「残りの人生は、兄の召し使いで終わる。両親は、兄の面倒をみさせるためにわたくしを生んだに違いない」
そんな曲がった根性を持つようになりました。
「認知症の人には怒ってはいけない。その人の身になって優しく接せよ」
でも、これを守ろうとすると、わたくしは感情を持たない機械のようになってしまうのですが、どこが間違っているのでしょうか?
―――正直、こんなひねくれた思考にハマることがときどきございます。よくよく振り返れば、まだそれほど実害をこうむってはいないのに、将来を思うとドヨ~ンとお先真っ暗になってしまうことがあるのでございます。