【都営新宿線】注目の介護付有料老人ホーム【まとめ】
都営新宿線「新宿三丁目」駅から徒歩3分、新宿駅からも徒歩7分の賑やかな場所にあるのが介護付有料老人ホーム「癒しの新宿御苑」。周囲には、伊勢丹やマルイアネックスなどの商業施設や飲食店が立ち並び、買い物や食事を楽しめる。また、歩いて数分のところに新宿御苑があるので、緑豊かな環境を気軽に享受できるのも魅力の一つとなっている。
施設名に“癒し”とつけているが、名前負けはしていない。「人は人によって癒やされる」というコンセプトの元、独自のリラクゼーションサービスを提供しているのだ。
事業主体の株式会社リエイは、2003年からタイに進出して介護士の養成事業をスタート。また、2016年1月にタイで初めてとなる日本スタイルの有料老人ホームを開設し、現地の高齢者にサービスを提供しているという。日本の入居者に提供しているリラクゼーションサービスは、このタイ進出がきっかけとなっているそうだ。タイでの事業を通じて縁のできたタイ保健省の直轄機関からタイ式フットマッサージを日本で独占的に広める権利を得て、高齢者向けにアレンジしたタイ式フットケアとして日本の介護サービスに活かしているという。
ロイヤルセラピーと名付けられた一連の独自サービスは、「タイ式フットケア」「タイ式ハンドケア」「インド式ヘッドケア」、「ルーシダットン」「チャンピサージ」の5つ。気分に合わせて選ぶことができるそうだ。タイ式フットケアは、伝統的な「タイロイヤルフットマッサージ」をベースに、専門家が高齢者向けにアレンジしたもので、冷え性の人にオススメだという。ルーシダットンは独特の呼吸法で血液循環を活発にし、体調を整えるタイの伝統的な体操で、健康維持や介護予防に効果があるとされている。チャンピサージは、頭のケアを中心に考えられたもので、ストレスの溜まりやすいとされる頭、首、肩、背中を温めて心と体を癒してくれるという。
ロイヤルセラピーを提供しているのは、介護サービスを提供している職員たち。タイ式のフットケアやインド式ヘッドケアの社内資格を持った職員が常駐しているそうだ。日々、一緒に過ごしている職員がサービス提供することで、緊張がほぐれて、悩みや不安を話しやすいという効果もあるという。一人の職員を独占して30分ほどゆっくり話ができる機会なので、話をしたい入居者にはとても好評とのこと。
こちらの施設がもう1つ大切にしているのは“食”。“癒食同源”というテーマで提供されている食事は、薬膳理念に基づいてメニューが作られているそうだ。
同じ建物の中にある厨房で作られている食事は選択制になっていて、朝昼夕の3食のうち、朝食は和食か洋食、昼食は2種類の主菜から選べるようになっているという。
賑やかな新宿の街のど真ん中にありながら、一歩中に入ると静かな環境の癒しの新宿御苑。東洋医学のアーユルヴェーダ理念に基づいた独自のリラクゼーションサービスを受け、新宿御苑の緑に癒やされていると、都会の真ん中にいるのを忘れてしまいそうだ。
→大都会のど真ん中!新宿御苑の緑とタイ式セラピーで癒やされる介護付有料老人ホーム<前編>
→新宿御苑がすぐ近く!“薬膳御膳”や“世界の料理”を提供する介護付有料老人ホーム<後編>
京王線とも直通運転をするなど利便性が高い都営新宿線の各駅。気になる施設を複数ピックアップして、路線沿いに老後の住まいを探してみるのも良さそうだ。
撮影/津野貴生 取材・文/ヤムラコウジ
※施設のご選択の際には、できるだけ事前に施設を見学し、担当者から直接お話を聞くなどなさったうえ、あくまでご自身の判断でお選びください。
※過去の記事を元に再構成しています。サービス内容等が変わっていることもありますので、詳細については各施設にお問合せください。
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