【都営新宿線】注目の介護付有料老人ホーム【まとめ】
都営新宿線「大島」駅から徒歩2分の場所にある「三菱電機ライフサービス株式会社」が運営する「大島ケアハートガーデン」。 三菱電機ライフサービスには三菱電機株式会社が全額出資しており、シニア世代の自立とその家族の安心のために、有料老人ホームの他に小規模多機能ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護・ケアプラン、福祉用具のレンタルなどのサービスを展開している。
大島ケアハートガーデンは2008年2月の開設当初から生活の場であることと、人としての尊厳を重視することを基本方針にしているという。介護サービスを受けるための「施設」ではなく、「住まい」であることにこだわり続けているそうだ。目指しているのは、生活上の制約をできるだけなくし、自由な暮らしを実現すること。
普通の暮らしを目指すという方針を端的に表していることがある。それは、散歩が特別なことではなく日課になっていること。車椅子を使っている入居者も含めて、天気のいい日には近所の公園に職員と一緒に出かけているそうだ。
毎日散歩をするためには人手が必要だ。こちらには、入居者の定員が60室・60名のところ、職員はパートを含めて70名在籍しているという。開設当初からずっと働いているスタッフも多く、派遣の職員はゼロで全て自社雇用しているそうだ。余裕あるスタッフ配置によって、エレベーターに椅子を置いて座れるようにするなど細かな配慮、気遣いが隅々まで実現している。
各階ごとのユニットケアで介護を行っているのも特徴の一つ。階ごとに担当が分かれているので、入居者の状態や家庭環境、生活背景などをより詳しく知ることができるという。また、同じ職員が担当するので顔を覚えやすく、入居者が安心感を持ちやすいそうだ。
手厚い人員配置をすることで、自宅にいたときのような生活に近づけることができるという。もちろん機械浴の設備や居室の介護用電動ベッド、ナースコールなど必要なものは揃っているので安心だ。
普通の暮らしへのこだわりは食事の場でも見られる。料理は1階の厨房で作り、各階に上げているが、ご飯と味噌汁は各フロアの食堂とキッチンでよそっているという。そのため、ご飯と味噌汁のにおいが食欲をそそり、まるで自宅で過ごしているかのような雰囲気で毎日の食事を楽しめるそうだ。
健康上の問題がなければ自室で晩酌を楽しむことも自由。職員もそれを普通のこととして捉えているそうだ。いわゆるホテルライクな雰囲気とは逆の自宅のようなアットホームさがこちらの特徴だという。
共用部のリビングで午後のひと時にテレビを見ている様子は、まるで自宅で過ごしているかのように感じた。穏やかに過ごしたい人には、うってつけの住まいだといえそうだ。
→普通のことが普通にできる住まいを目指す介護付有料老人ホーム<前編>
→普通のことが普通にできる住まいを目指す介護付有料老人ホーム<後編>