視覚障害者にかける言葉「大丈夫ですか?」はNG。正しい接し方
体験レポート|目の不自由な人の誘導してみたら…
目の不自由な三宅さんを誘導すべく、まずは平坦な道を歩く。障害物が現れるや反射的に三宅さんを自分の方に引き寄せてしまい、三宅さんを戸惑わせてしまった。
今度は三宅さんの足元にモノが落ちていると気づかず、何かが潰れる音でハッ。周囲に2人分の気を配る難しさを実感した。
慣れてきたら、階段へ。転倒させたらマズイと、特に下り階段で脂汗が。1段ずつゆっくり移動してしまう。
「手すりに触れて自分のペースで歩きたい人もいますが、多くの人が普通の速度で歩けます。少し先を歩いて障害物の存在を教えてもらえるだけでも心強いです」と三宅さん。
最初は怖かったが、1回体験してみるとよくわかるので、今度からは自信を持てそう!
肩か肘を持ってもらい半歩先を進むのが正解
こんな誘導法はNG!
教えてくれた人
東京視覚障害者生活支援センター所長・長岡雄一さん
視覚障害者を対象に、単独歩行などの訓練、就職のためのパソコン技能習得などのサービスを提供している。
日本視覚障害者団体連合・三宅 隆さん
情報部部長 視覚障害者の困りごとを集め、行政など必要な機関に要請をしている。自身は小学生の頃に目の障害を発症。
撮影/浅野 剛
※女性セブン2020年9月17日号
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