ご飯がすすむ！なす料理レシピ6品｜とろける焼きなす、作りおきレンチンマリネ…｜瀬尾幸子さん

　なすには、抗酸化作用や体にたまった塩分を排出するなど様々な栄養素が含まれています。旬の夏に積極的に摂りたい野菜です。味付けしやすく、さまざまなアレンジができるので、気軽に食卓に並べられます。

　そこで、なすを使った“ガッツリ＆さっぱり”おかずや副菜のレシピを料理家の瀬尾幸子さんが教えてくれました。

「旬は7月～9月頃。どんな調理法も適しているので多彩なメニューが楽しめますが、特にコクとトロミが増す油との相性は抜群。とはいえ、油を吸い過ぎるとベタッとしてしまうので、少ない油でじっくり炒めるのが、おいしく仕上げるコツです」と、瀬尾さん。

　味がよくしみ込んだなす料理は、白いごはんが進むこと間違いなしですよ！

焼きなす

＜材料＞
なす…4本
かつおぶし・しょうがすりおろし・めんつゆ（かけつゆくらいに薄めたもの）…各適量

＜作り方＞
【1】なすは焼き網にのせ、強火で焼く。全体に火が通るように時々火の当たる面を変えながら、皮が破裂して蒸気が出るまで焼く。
【2】【1】をすぐに冷水につけて、手早く皮をむく。へたを切り落とし、縦4つに手で裂く。長い場合は長さを半分に切る。
【3】【2】を器に盛り、めんつゆをかけて、かつおぶし、しょうがをのせる。

★POINT

　なすは皮が真っ黒に焦げて自然に破裂するまでじっくり焼くと、中身が蒸し焼きになりジューシーに。

なすと豚肉のにんにくみそ炒め

＜材料＞
なす…4本
豚薄切り肉（バラまたは肩ロース）…100g
にんにくみじん切り…小さじ2
＜A＞
塩・こしょう…各少量
サラダ油・小麦粉…各小さじ1
＜B＞
信州みそ・八丁みそ・砂糖・日本酒…各大さじ1
ごま油…大さじ2

＜作り方＞
【1】なすはへたを取り、細めの乱切りにする。
【2】豚肉は2cm幅に切り、ボウルでAとよく混ぜ合わせる。
【3】フライパンを中火で熱し、ごま油小さじ1を入れて【2】を炒める。肉に火が通ったら取り出す。
【4】残りのごま油をフライパンに入れ、なすがやわらかくなるまで炒め、にんにくを加えて香りが出るまで炒める。
【5】【3】の肉をフライパンに戻し、混ぜたBを加え全体を炒める。器に盛り、好みで七味唐辛子（分量外）をかける。

★Point

　細めの乱切りにすることで火の通りがよくなり、少ない油でもおいしく仕上がる。

なすの肉挟み焼き

＜材料＞
なす…2本
サラダ油…大さじ1
＜A＞
合いびき肉…120g
玉ねぎのみじん切り…大さじ3
小麦粉…小さじ1 1/2
卵…1/2個分
＜B＞
トマトケチャップ…大さじ2
中濃ソース…大さじ1
しょうゆ…小さじ1

＜作り方＞
【1】ボウルにAを入れてよく混ぜ、4等分にする。
【2】なすはへたを残したまま縦半分に切り、さらに断面に切れ込みを入れる。切れ込みの内側に小麦粉適量（分量外）を振り、【1】を挟む。
【3】フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れて【2】を皮の面を下にして並べる。焦げ目がついたら裏返して蓋をする。なすがやわらかくなるまで弱めの中火で3分ほど焼く。なすを押してみて、全体が同じ弾力になっていれば焼き上がりの目安。
【4】【3】を器に盛り、混ぜたBをかける。

なすと牛肉のタイ風サラダ

＜材料＞
なす…2本
牛薄切り肉しゃぶしゃぶ用…150g
玉ねぎ…1/2個
水…2カップ塩…小さじ1/4
パクチー・サラダ油…各適量
レモン…適量
＜A＞
薄口しょうゆ…小さじ2
ナンプラー…小さじ1
こしょう…少量
レモン汁…大さじ1

＜作り方＞
【1】鍋に水を入れて沸かす。沸騰したら牛肉を入れて軽く火を通して取り出す。
【2】玉ねぎは薄切りにして、塩を振って軽くもみ、しんなりしたら水気を絞る。パクチーはざく切りにする。
【3】なすは皮をむき、縦4等分に切る。フライパンを熱してサラダ油を入れ、中火でなすがやわらかくなるまで焼く。
【4】ボウルに【1】、【2】、【3】を入れ、Aを加えて和える。器に盛り、レモンを添える。