今が旬!梅シロップ&梅酒の作り方|おかずやデザートのアレンジレシピ付き|山脇りこさん
青々とフレッシュな青梅が店先に並び始め、今年も梅仕事の季節が巡ってきた。いつもよりおうち時間が多いいまこそ、丁寧な手仕事時間を楽しんでみませんか? そこで、体にも良くて暑い季節のドリンクにぴったりの梅シロップと梅酒、そして果肉や梅酒を使ったアレンジレシピを料理家の山脇りこさんに教えてもらいました。
■青梅とは
5月下旬~中旬に収穫される青く硬いフレッシュな梅。さわやかな香りで酸味が強いのが特徴。梅シロップや梅酒を作るのに適している。
梅シロップの作り方
《材料》(2Lの保存瓶に対しての量)
青梅…1kg
きび砂糖(または黒砂糖の粉末)…800g
《作り方》
【1】ヘタを取る
竹串やフォークの先端で梅のヘタを一つ一つ取り除く。
【2】梅を水にさらす
うぶ毛や虫など、汚れを取り除くため、ボウルに入れて水に10分さらす。
【3】梅を冷凍する
【2】をざるにあげ、キッチンペーパーで水気をよく拭き取り、保存袋に入れて冷凍室で1~2日冷凍する。
★ポイント★
梅を凍らせることで繊維が壊れ、梅エキスが早く抽出されるため、カビの発生と発酵のリスクが抑えられる。
【4】瓶に詰める
※梅シロップ、梅酒、梅ジャムなどの保存瓶は熱湯で洗い、焼酎適量(分量外)でよく拭いて消毒をする。
【3】を冷凍のまま瓶に入れ、上から砂糖を全量入れる。ふたをして冷暗所に5日~1週間おくと、砂糖が溶け、梅からエキスが出てくる。冷蔵庫で半年、常温で1か月保存可能。梅の実は取り出し、アレンジして食べる(レシピは以下を参照)。
梅ジャムのレシピ
《材料&作り方》(作りやすい分量)
【1】梅シロップで使った梅200g(約20粒)は種を取り、果肉は細かくたたく。梅酒の梅でも可。
【2】鍋に【1】を入れ、梅シロップ大さじ2と、きび砂糖120gを加える。中火にかけ3~4分後くつくつと沸いてきたら火を弱め、焦がさないように木べらで混ぜながら10分煮る。冷蔵庫で1か月保存可能。
茶梅のレシピ
【1】鍋に梅シロップで使った梅200g(約20粒)と水500㏄、烏龍茶の茶葉大さじ3を入れ、中火にかけ、沸いたら茶葉を半分ほど引き上げる。
【2】【1】に黒砂糖(粉末)250~300gを入れ、再度中火にかける。沸いたら弱火にし、ふたをして40分煮る。そのまま冷まして保存する。冷蔵庫で半年保存可能。
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