手厚い「個別ケア」を実現した介護付有料老人ホーム<前編>
「要望から導き出した個別ケアを実現するために4つのサービスをご提供します。傾聴タイム、目白倶楽部という機能訓練、プレミア食、目白を楽しむ日というアクティビティです」(伊田さん 以下「」は伊田さん)
個別ケアの具体的な答えである4つのサービスを見ていこう。
「傾聴タイム」では、個別で週1回コンシェルジュとの会話を楽しめる。会話を望まない場合は、近隣への散歩などの個別の時間として利用することもでき、もちろん強制されるものではない。入居直後で不安感を抱えている方や、本当は聞きたいことがあるがなかなか言い出しにくいと感じている方に特に効果があるそうだ。
「目白倶楽部」と名付けられた機能訓練は、60分、週2回のリハビリプログラムだ。
また、「プレミア食」は、週1回の趣向を凝らした食事で、毎月の季節行事に合わせた特別食、薬膳などのイベント食に加えて提供されるので、日々の楽しみの幅が広がる。
「目白を楽しむ日」と名付けられたサービスも充実している。ひとりひとりにアクティビティプランを作成し、1日に1つ以上のアクティビティに参加できるようにするという。アクティビティが1日に1つしかない場合、それに興味がなければその日に参加できるものがなくなってしまい、自分ひとりで時間を過ごすことになる。実際、費用面からやむを得ない…としている高齢者向け施設も多いが、チャームプレミア目白お留山では、1日に複数のアクティビティが用意されているところが違う。
アクティビティの内容は、「みんなで楽しむ日」「音楽と趣味を楽しむ日」「体力と芸術を楽しむ日」「気分転換の日」「懇親を深める日」「体力と娯楽を楽しむ日」「趣味と文化を楽しむ日」…といったテーマを持って開催されている。
例えば、「体力と娯楽を楽しむ日」には、ラジオ体操、読書会、朗読会、カラオケ、脳トレなどが、「気分転換の日」には、買い物ツアー、外食ツアー、移動ストアー、ネイル、理美容などが用意されている。「傾聴タイム」なども含めると1日に6種類ものアクティビティが用意されている日もあり、どれに参加するかを迷うほどだ。
アートに囲まれ、ひとりひとり気を配られた生活を送ることができる、ここチャームプレミア目白お留山。次回、後編では個別ケアを実現するための具体的な施策や、施設内の詳細を紹介する。
【データ】
施設名:チャームプレミア目白お留山
公式WEBサイト:http://www.charmcc.jp/east_homes/charmpremier_mejirootomeyama/
所在地:東京都新宿区下落合4‐19‐5
最寄駅:西武新宿線「下落合」駅より北へ約880m、JR山手線「目白」駅より西へ約1.2km
類型:介護付有料老人ホーム
運営主体:株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
敷地面積:1914.09平方メートル
延床面積:2541.97平方メートル
室数:60室
入居要件:混合型(自立除く)要支援・要介護
構造:鉄筋コンクリート造 地上3階建
開設年月日:2017年2月1日
料金:
●プラン1「家賃相当額毎月払」/前払金0円、月額利用料47万2800円
●プラン2「家賃相当額一部前払」/前払金720万円、月額利用料35万2800円
●プラン3「家賃相当額一部前払」/前払金1440万円円、月額利用料23万2800円
※月額利用料内訳/家賃相当額6万~30万円(居室及び共有部の利用にかかる費用。料金プランにより異なる)、管理費9万7200円、食費7万5600円(30日分概算として計算)
撮影/津野貴生
【このシリーズのバックナンバー】
●自立支援介護に実績のある介護付有料老人ホーム<前編>
●自立支援介護に実績のある介護付有料老人ホーム<後編>
●元イタリアンの料理人が腕をふるう介護付有料老人ホーム<前編>
●元イタリアンの料理人が腕をふるう介護付有料老人ホーム<後編>
●医療法人が運営するクリニック併設の介護付有料老人ホーム<前編>
●医療法人が運営するクリニック併設の介護付有料老人ホーム<後編>
●個別の機能訓練に対応した介護付有料老人ホーム<前編>
●個別の機能訓練に対応した介護付有料老人ホーム<後編>