ペットや人物、風景写真をもっと上手に撮影するコツ|プロカメラマン直伝のスマホ撮影術5選【フリマアプリ用アイテムの撮り方つき】
背景と光、余白を意識し撮影を
ペットを撮影する場合、どうしてもペットにばかり目が行きがちだが、背景にこそ気を使うことが重要だ。
「背景がごちゃごちゃしていると、肝心のペットが目立ちません。なるべく背景をシンプルに整えてから撮影しましょう。加えて光にも意識を。逆光だと、ペットの毛の輪郭が美しく輝いて見えます。また、顔全体が影となるので余計な陰影ができず、きれいに撮影できますよ」
蛍光灯などの人工光よりも、自然光の方がやわらかな雰囲気に仕上がるそう。
「室内では窓辺を背にして座らせましょう。直射日光よりも、レースのカーテンを一枚引いたぐらいの光がベスト。屋外では太陽を背に走らせてみて」
一瞬を切り取るのに背景まで意識できないときは、「ポートレート」モードで背景をぼかすのも手だ。
<ポイント1>背景はスッキリと撮影すべし!
<NG!な写真>
ペットの動きや表情にばかりとらわれ、背景をおろそかにして撮影した例。背景がごちゃごちゃしていると主題に目が行かず、生活感も出てしまう。
<OK!な写真>
同じ室内でも、カーテンや壁を背景にしたり、「ポートレート」モードでf値を最小にして背景を強くぼかせば、主題を際立たせられる。
<ポイント2>空白を生かして動きを見せるべし!
<NG!な写真>
主題を写真の真ん中に持ってくると、目立たせたいものが一目でわかりやすいが、やや躍動感に欠ける。動きのある場面を撮る場合はおすすめしない。
<OK!な写真>
ペットの進行方向に余白を持たせると、動きや広がりが感じられる一枚に。主題が動いてぶれる場合は、撮影ボタンを長押しして連写モードにすると、ぶれずに撮影しやすい。