栄養満点!手軽にできる冷製ポタージュスープ4選「かぼちゃはポリ袋でもんでクリーム状に」
まだまだ残暑が厳しいなか「暑さ疲れで食欲がわかないけど、野菜不足を解消したい」と思っていませんか。そんなときは、栄養満点の“冷製ポタージュ”はいかがですか。野菜の栄養が丸ごと摂れて、消化吸収にも優れたスープを管理栄養士の吉澤まゆさんが教えてくれました。なめらかな口当たりで介護食にもおすすめ。思い立ったらすぐ作れる手軽さに驚きますよ!
教えてくれた人
吉澤まゆさん/管理栄養士、「GOHAN-MAYU」主宰
「毎日負担なく作れて心と体が喜ぶ料理」を雑誌や書籍で提案するほか、オリジナルスープの販売も行う。
コーンポタージュ
食べやすく、手軽にエネルギーチャージ完了
<作り方>(1~2杯分)
ボウルに、コーンクリーム缶1缶(180g)、牛乳2/5カップ(80ml)、塩少量を入れてよく混ぜる。
※コーンとかぼちゃのポタージュおよびビシソワーズは、牛乳の量を増減して好みの濃度でお飲みください。
<ポイント>
コーンとかぼちゃのポタージュ、ガスパチョ風は冷凍保存も可。冷凍用密封袋の空気を抜いて口を閉じ、平たくして冷凍庫へ。1か月程度は保存可。
かぼちゃのポタージュ
抗酸化作用のあるビタミンがたっぷり摂れる
【作り方(2杯分)】
【1】かぼちゃ小1/8個(約200g)はひと口大に切り、耐熱容器に入れる。ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)で柔らかくなるまで5分ほど加熱する。
【2】粗熱がとれたら皮をむき、耐熱性のポリ袋に移して温かいうちに指でもんでつぶす。
【3】【2】の袋に牛乳1カップを少しずつ加えて混ぜ、塩小さじ1/3で味をととのえる。
【4】なめらかになったら器に注ぎ、好みでちぎったパン適量をのせる。
<ポイント>
専用器具でマッシュしなくても、ポリ袋の上からもみ込むだけでクリーム状に。やや粗めにつぶし、サラダにアレンジしても。
ビシソワーズ
じゃがいものビタミンCは加熱にも強い!
<ベースになるポテトクリームの作り方>(作りやすい量)
【1】鍋に、みじん切りにした玉ねぎ小1/4個分、水大さじ1を入れてふたをし、弱火にかける。
【2】水分がほとんどなくなり、玉ねぎが柔らかくなったら、皮をむいて半月切りにしたじゃがいも小4個分を加える。水をひたひたになるまで注ぎ、じゃがいもが柔らかくなるまで弱めの中火で煮る。
【3】火を止め、フォークの背などでペースト状になるようにつぶす。
<スープの作り方>(1杯分)
【1】ポテトクリーム100gに牛乳1/2カップを加えてのばし、塩適量で味をととのえる。
【2】器に注ぎ、青ねぎのみじん切り適量をのせる。
<ポイント>
ポテトクリームは料理のつけ合わせのほか、牛乳や生クリームでのばしてディップソースにも。密封容器で3~4日冷蔵保存可。
ガスパチョ風
冷蔵庫に残ったはんぱな夏野菜を使い切り!
<作り方>(2杯分)
【1】ボウルに乱切りにしたトマト2個分、ちぎった食パン(8枚切り)1/2枚分を入れて水分を吸わせる。
【2】ミキサーに、【1】、皮をむいて乱切りにしたきゅうり1/2本分、玉ねぎの粗みじん切り1/8個分、酢・オリーブオイル各小さじ2、塩小さじ1を入れ、なめらかになるまで攪拌する。
【3】器に盛り、刻んだトマト・きゅうり各適量をのせオリーブオイル適量を回しかける。
※材料中のオリーブオイルは、可能であればエクストラバージンタイプを使ってください。
<ポイント>
トマトの水分をパンに吸わせることで、出来上がりの口当たりがなめらかになり、むりなくボリュームがアップ。
撮影/田中宏幸
※女性セブン2024年9月12日号
https://josei7.com/
●「きのこの味噌ポタージュ」のレシピ動画 【介護食】【やわらか食】