歩く「蟹」は、食べるときと数え方が違うって知ってた?日本推しラトビア人が出題!【超難解な漢字の読み】
遊びと勉強の半々で始めた「X」のフォロワーは、いまや43万人超え。「日本推しラトビア人」の愛称で活動するアルトゥル・ガラタさんは、日本語の小説を読んで漢字を覚えているそう。いま読んでいるのは『最後の証人』(柚月裕子著)という推理小説だ。そんな勤勉で努力家のアルトゥルさんを驚かせた「漢字の読み」、ニホンジンの皆さんなら読めますよね?
教えてくれた人
アルトゥル・ガラタさん(29才)/ラトビア出身。現在はジョージア在住。フリーランスのプログラマー
SNSを通して日本の文化や食べ物などの魅力を日々発信している大の日本好きで、インフルエンサーとしても活動中。著書に『アルトゥルと行く! 不思議の国・ジャパン』(KADOKAWA)がある。
アルトゥルさんの出身【ラトビア共和国】ってどんな国?
バルト海の東岸に並ぶ「バルト三国」の真ん中に位置する国。1991年にロシアから独立。人口は約189万人で公用語はラトビア語。首都・リガの街並みが世界遺産に登録されるなど、美しい歴史的建造物が有名。
アルトゥルさんからの挑戦状【漢字DE脳トレ!難解編】
□に正しい読み方を入れてみよう!
※由来や語源は諸説あります。
※読み方は答え以外にある場合もあります。
<問題1>一
に□□□(答えはひらがな4文字)
【ヒント】
次は二だから、一は……?
<問題2>春夏冬中
□□□□ちゅう(答えはひらがな7文字)
【ヒント】
春と夏と冬。あと1つ、ない季節は?
<問題3>一斗二升五合
ご□□□□□
□□ます
□□じ□□(答えはひらがな15文字)
【ヒント】
一斗、二升、五合は、それぞれ米や酒を測る単位。
アルトゥルさんからの挑戦状【漢字DE脳トレ!番外編】
次の7つの文章にある□の中に、数字の数え方を漢字で入れてみよう!
<問題4>鮪(まぐろ)の一□釣りを見た。
【ヒント】
□ん(答えはひらがな2文字)
<問題5>短冊形の二□の鮪を刺身にした。
【ヒント】
さ□(答えはひらがな2文字)
<問題6>鮪の寿司を三□食べた。
【ヒント】
□ん(答えはひらがな2文字)
<問題7>牛が四□寝ている。
【ヒント】
と□(答えはひらがな2文字)
<問題8>うさぎが五□いる。
【ヒント】
□(答えはひらがな1文字)
<問題9>海で歩く蟹(かに)を六□見た。
【ヒント】
□き(答えはひらがな2文字)
<問題10>蟹を七□買って食べた。
【ヒント】
□い(答えはひらがな2文字)
「ニッポン人なら読めたでしょ?」【漢字DE脳トレ!難解編】の答え
<1>にのまえ
二の前にある数字が一だから。
<2>あきないちゅう
春夏冬中は、四季の「春夏秋冬」の秋がないことから「秋ない」=「商い」で「あきないちゅう」と読ませる。
<3>ごしょうばい ますます はんじょう
一斗が「五升の倍」、二升は升が二つで「升升」、五合は「半升」と解釈して「ご商売益々繁盛」と読ませる。これらはいまでも飲食店の入り口に掲げられていることがある。
【漢字DE脳トレ!番外編】の答え
<4>本(ぽん)
鮪は、加工段階に応じて数え方がいくつもある。
<5>柵(さく)
<6>貫(かん)
<7>頭(とう)
大きな動物は「匹」より「頭」を使うことが多い。
<8>羽(わ)
うさぎは、鳥のように飛び跳ねるため、昔は鳥と同じ「羽」が使われたらしいが、最近は「匹」と数えることが多い。
<9>匹(ひき)
生きている蟹は「匹」。
<10>杯(はい)
食べるための蟹は「杯」と数える。
取材・文/苗代みほ 写真提供/アルトゥルさん
※女性セブン2024年7月25日号
https://josei7.com/
●【意外と読めない漢字】で脳トレ!日本推しラトビア人・アルトゥルさんが出題
●「洒酒落落」「小鳥遊」はなんて読む?日本推しインフルエンサー・アルトゥルさんと一緒に漢字の読みDE脳トレ!【中級編】
●あなたは「京終」「蛇穴」に行ったことある?40都道府県を訪れたラトビア人 アルトゥル・ガラタさんが出題「読めそうで読めない漢字の読み」に挑戦