あなたは「京終」「蛇穴」に行ったことある?40都道府県を訪れたラトビア人 アルトゥル・ガラタさんが出題「読めそうで読めない漢字の読み」に挑戦
今回で7回目の来日ながら、すでに40都道府県を訪問したという日本推しのラトビア人・アルトゥル・ガラタさん。日本人に興味を持ったのは、中学生の頃に両親がくれた一冊の本がきっかけだったそう。「自分より他人を思いやる日本人と話してみたい」。そんな思いを行動に変え、今では日本語でメールを書けるまでに…。アルトゥルさんと一緒に、難解な漢字の読みに挑戦してみよう!
教えてくれた人
アルトゥル・ガラタさん(29才)/ラトビア出身。現在はジョージア在住。フリーランスのプログラマー
SNSを通して日本の文化や食べ物などの魅力を日々発信している大の日本好きで、インフルエンサーとしても活動中。著書に『アルトゥルと行く! 不思議の国・ジャパン』(KADOKAWA)がある。
アルトゥルさんの出身【ラトビア共和国】ってどんな国?
バルト海の東岸に並ぶ「バルト三国」の真ん中に位置する国。1991年にロシアから独立。人口は約189万人で公用語はラトビア語。首都・リガの街並みが世界遺産に登録されるなど、美しい歴史的建造物が有名。
アルトゥルさんからの挑戦状【漢字DE脳トレ!上級編】
名字(みょうじ)・地名などの難読漢字、2文字以上の漢字を合わせた熟語や熟字(じゅくじ)、さらには、七夕(たなばた)や浴衣(ゆかた)のように、熟字に訓読みをあてた「熟字訓」。ラトビア人のアルトゥルさんが「なぜ?」「どうして?」と思った漢字がズラリ。「日本人よりもこの国を愛し、漢字を日々勉強中」という異国の若者が、読めそうで読めない「漢字」をあなたに問います。
□に正しい読み方を入れてみよう!
※由来や語源は諸説あります。
※読み方は答え以外にある場合もあります。
<問題1>八月一日
□□み(答えはひらがな3文字)
【ヒント】
稲作と関係がある読み方の名字。
<問題2>墜栗花
□□り(答えはひらがな3文字)
【ヒント】
梅雨入りすること。
<問題3>月見里
や□□(答えはひらがな3文字)
【ヒント】
「月が美しく見える里」には「山がない」から?
<問題4>京終
□□□□て(答えはひらがな5文字)
【ヒント】
奈良県にある地名。
<問題5>海髪
お□□□(答えはひらがな4文字)
【ヒント】
紅藻(こうそう)。ゆでると緑色になり、刺身のつまにする。
<問題6>蛇穴
□□□(答えはひらがな3文字)
【ヒント】
奈良県御所市にある地名。
<問題7>好好爺
こ□□□□(答えはひらがな5文字)
【ヒント】
気のいいおじいさん。善意にあふれた老人のこと。
「ニッポン人なら読めたでしょ?」【漢字DE脳トレ!上級編】の答え
<1>ほずみ
旧暦の八月一日は稲を収穫し、稲穂を積む時期であることが由来。
<2>ついり
栗の花が落ちる時期が梅雨入りの時期であることからあてられたとされる。
<3>やまなし
山がないと月がよく見えることからあてられたとされる。
<4>きょうばて
平城京の果てという意味に由来する。
<5>おごのり
ほかに、うごのり、うご、おご、とも読む。
<6>さらぎ
奈良県には読み方の難しい地名や個性的な読み方の地名が多い。
<7>こうこうや
同じ漢字を重ねることで意味を強める表現の言葉。
取材・文/苗代みほ 写真提供/アルトゥルさん
※女性セブン2024年7月25日号
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