週刊脳トレ|「みいら」を漢字で書けますか?30秒で難解漢字に挑戦!
日本語は発音の種類が少ない言語といわれています。英語の「L」と「R」の違いや舌を歯の間に挟む「TH」、ロシア語やイタリア語の巻き舌のような複雑な舌使いはなく、その点はとても楽だといえるでしょう。そのため漢字の同音異義語が多くなっています。しかしそのおかげで、熟語や文脈から意味を理解したり推測するという高度な脳の作業を行うことになります。同じ発音の言葉が多いことで「駄洒落」を作りやすいという効果も生み出しています。漢字では「笑」を「藁」に変えて面白さを出す試みも見られます。せっかくそんな日本語が身近にあるのですから、大いに使って脳を刺激していきましょう。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。