遠距離介護 呼び寄せなくても案外うまくいく!|その方法【まとめ】
東京―盛岡の遠距離で、認知症の母の介護を続けており、その中で気づいたことや学んだことを当サイトで紹介している工藤広伸さん。遠距離で介護…というと、離れて暮らす認知症の親のことが気にかかってしまうものだが、“遠距離でも介護は案外うまく!”というスタンスを工藤さんは貫いている。実体験にもとづく介護サバイバル術をまとめてご紹介します!
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同居よりも「遠距離介護」が有効なワケ
盛岡に暮らす認知症のお母さんを東京へ呼び寄せることは「全く考えたことがありません」という工藤さん。その理由として、認知症の人は環境の変化に対応しづらいこと、使い慣れた日用品や電化製品が必須であること、施設入居の優先順位が下がることなどを挙げている。詳しくは、こちらの記事でどうぞ!
「通い介護」のコツと意外なメリット
新生活が始まる4月。生活にも変化の多いこの時期、介護施設に家族を預ける決断をするなど、介護体制を見直すこともあるかもしれない。介護を通いで行うのは、大変なだけなのか? 通い介護は「距離」に応じて大変さが決まるわけではなく、「移動時間」と「移動手段」で決まると、工藤さん。通い介護で注意すべきポイントや、意外と知られていない遠距離介護のメリットを解説する記事は、こちらから!
離れて暮らす親の「低栄養」対策
遠距離で介護をしていると、見えないだけに気になる食事面。ちゃんと栄養をとっているかどうか心配になってしまうもの。ただでさえ、高齢者は低栄養になりがちなことが、問題となっている。もともと料理上手だったという工藤さんのお母さんも、認知症の進行とともに料理のレパートリーが減ってきたという。工藤さんの場合は、どのように対応したのだろうか──。低栄養による体への影響やその対策について、解説した記事は、こちらから。
認知症症状の「昼夜逆転」こう防ぐ
当サイトのシリーズ「息子の遠距離介護サバイバル術」で、さまざまなエピソードとともに、介護中の困りごとを乗り切った対処法やアイデアを紹介している工藤さん。認知症の症状として起きやすいといわれる「昼夜逆転」だが、これにより、夜中に活動的になるなどで介護する側の睡眠時間が奪われ、ストレスをためてしまうことも。工藤家の場合、少し変わったパターンだというが…。そのエピソードと対処法を綴った記事は、こちらから。
スマートスピーカー 認知症介護にどう活用?
日進月歩で進化する情報通信技術。スマート家電など、便利だろうがなかなか自分の生活に取り入れるのは難しいと思っている人も多いだろう。「便利なツールや制度など、頼れるものはなんでも頼る」介護を実行している工藤さんは、最新のスマートスピーカーの活用を始めたというが、一体どのように介護に使っているのだろうか? その方法や、実際にスマートスピーカーを使ってみて分かったことを紹介した記事は、こちら。
スマート家電 認知症母の反応は…
介護をする中で得た知識、ノウハウを書籍、ブログ、講演会などで、広く発信している工藤さんは、便利なツールは何でも試してみることを信条としているが、最近はスマート家電を活用しているという。最新の設備を目の当たりにして、認知症の母はどんな反応なのだろうか…。1つ前の記事で紹介したスマートスピーカーに加えて、スマートリモコンを試したという工藤家の様子を教えてもらった。
工藤広伸(くどうひろのぶ)
祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母のW遠距離介護。2013年3月に介護退職。同年11月、祖母死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を続ける介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士、なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。ブログ「40歳からの遠距離介護」運営(https://40kaigo.net/)
●お知らせ
工藤広伸さん新刊『ムリなくできる親の介護 使える制度は使う、頼れる人は頼る、便利なツールは試す!』(日本実業出版社)絶賛発売中!工藤さん、一年ぶりの新著は、介護中にひとりで抱えがちな悩み、「こんなときはどうすればいい?」が「こうすればもっと楽になる!」に変わる、たくさんの介護ノウハウ満載の一冊。価格:1512円