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2024.01.01 06:00
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週刊脳トレ|新年のスタートダッシュは「入れ替え単語」で脳を元気にしましょう!
気温が低下すると血管が収縮します。これは体温を逃がさないようにする防御機能でもあるのですが、同時に血圧も上昇します。これは自律神経によって制御されているので、収縮を意識的にコントロールすることはできません。近年よく知られるようになってきた「ヒートショック」は、寒暖差によって急激な血圧の変化で脳卒中などを引き起こす現象です。脳を健康に保つためには、日常生活に潜むこうしたリスクをまず回避していくことを考えましょう。指先や足先といった末梢の保温は、簡単にできる寒暖差対策の一つです。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。