50代で始める<自分推し活>人気イラストレーターが見つけた“I love me”な生き方を実践する方法「お金と時間はなんとかなる。大事なのはやるぞ!という気持ち」
いきなり女優に挑戦するという行動力には驚くが、10のコトの中には、「遺影を撮る」「低山に登る」「行きつけのお店を作る」など、気軽に体験できることも多い。
「やりたいこと10個、ぜーんぶ自腹(笑い)。かかったお金もすべて公開しているので参考になると思います。お金と時間はなんとかなる、大事なのは、「やるぞ!」って決めること。
やりたいことがないという人は、自分が好きなことを書き出してみるのもいいと思います。食べたいもの、行ってみたい場所、見てみたいものでも、なんでもいいんです。やめたかったら途中でやめて次を探せばいい。面白かったら続けてみて、それを達成できたとき、自分のことを前より好きになっていると思います」
著書の中でなとみさんは50代のことを、シルバー世代のちょっと手前「ブロンズ世代」と呼ぶ。
「ブロンズ世代、迷っている暇はありません。新しいことに挑戦するって、すごく怖いんですよ。仕事が忙しい、更年期だからとか、いろんな言い訳をして先延ばしにしてしまうんですけど、これからの人生を考えると、いまが一番若いんだから、体が動くうちに行動したほうがいい。
思いがけない人との出会いも多く、新たな場所に自分を連れていってあげられる”アイラブミー“な生き方。自分推し活、ぜひやってみてほしいですね」
10の挑戦は笑いあり涙あり、終章は石川県に暮らす実母とのエピソードにホロリとさせられる。新しいことを始めたいとき、いまの自分をちょっと変えたいときに――背中を押してもらえる著者渾身の1冊だ。
【データ】
『死ぬまでにやりたい!10のコト』
販売:講談社
価格:1300円
●【短期集中連載】なとみみわさんが振り返る介護「ばあさんとわたし」【家族になった日<1>】