週刊脳トレ|「間違い探し」細かい違いを探して脳の元気をアップさせましょう
注意力や空間認識年は、特に外出時の安全に深く関係します。例えば自動車の運転。周囲を警戒したり歩行者を気にしたりといったことは、注意力が正常に働いているからこそ可能となります。空間認識は視界に存在するさまざまな物体の方向や距離感などを把握するために必要ですから、機能していないと衝突のリスクはおろか真っすぐ走らせることさえ困難になります。AI(人工知能)の発達で自動運転の性能が向上し、安全性も高まっているようですが、運転するのが人間である以上、脳も身体も健康であることが何より大切でしょう。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。