野口五郎【食道がん】手術を告白 早期発見と術後の丁寧なケアが大切と識者
食道は体の中心を走る重要な臓器で、周りには肺や心臓がある。
歌舞伎役者の中村勘三郎さん(享年57)は食道がんの大手術に成功するも、食事がうまくのみ込めず、それが食道から肺や気管支に逆流してしまい誤嚥性肺炎を患った。発見も遅く、がんがリンパに転移しており、急性呼吸窮迫症候群のため亡くなった。
食道がんは、患部が体の中心部になるだけに、手術後も丁寧なケアが必要となる。
「胃と食道と咽頭は1つの臓器と考えられるので、食道がんになった人は胃がんや咽頭がんにもなりやすい。また野口さんのように早期発見して内視鏡で除去できても、その後に新たながんが発生する可能性があります。一度食道がんがわかったら、除去できても年に1度は食道、胃、咽頭を必ずチェックすべきです」(呉さん)
*
現在、野口さんは順調に回復しており、2月26日からは、互いに歌手生活50周年を迎える研ナオコ(65才)とのジョイントツアーが始まった。
亡き友の教え──彼はこうして命をとりとめ、これからも歌い続ける。
※女性セブン2019年3月7日号