熱中症の予防策8選「水分は1日8回こまめに、手のひらを冷やす」熱中症の見極め方を専門家が指南
どんなに気をつけていても、熱中症になることはある。体調の異変を感じたら、以下のような症状がないかを確認しよう。
【1】めまいや顔のほてり
めまいや立ち眩(くら)み、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサイン。一時的に意識が遠のく、腹痛などの症状が出る場合もある。
【2】筋肉痛や筋肉の痙攣(けいれん)
「こむらがえり」と呼ばれる、手足の筋肉がつる症状などが現れたり、筋肉がピクピク痙攣したり、硬くなることがある。
【3】体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気や嘔吐、頭痛などを伴う場合もある。
【4】汗のかき方がおかしい
拭いても拭いても汗が出る。もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかき方に異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性がある。
【5】体温が高い、皮膚の異常
体温が高くて皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いている。
【6】呼びかけに反応しない
まっすぐ歩けない。声をかけても反応がなく、おかしな返答をしたり、体がガクガクとひきつけを起こす。まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっている可能性大。
【7】水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態。無理やり水分を口から飲ませることは避けた方がいい。
教えてくれた人
泉澤里帆さん/日本気象協会が推進するプロジェクト「熱中症ゼロへ」のリーダー、杉本弥生さん/看護師。都営戸山ハイツアパート(東京・新宿区)にある「暮らしの保健室」でよろず健康相談にのっている(予約不要・無料)。
取材・文/山下和恵 イラスト/うえだのぶ
※女性セブン2023年7月27日号
https://josei7.com/
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