春の根菜で作る「丼」レシピ|春ごぼうの柳川風丼、根菜キーマカレー丼ほか10選【本多理恵子さん】
1年を通して店頭に並ぶ根菜類ですが、春に収穫されるものは特別柔らかく、香りも高くなります。そんな春の根菜を使って簡単できちんとおいしい「丼」レシピをご紹介。早く煮えるので調理時間が少なく済むうえに、洗い物が少ないと、いいこと尽くめです!
春の根菜で作る「丼」レシピ10選
※材料は記載がないものはすべて1人分です。
※電子レンジは600Wを使用しています。
※基本、ご飯は適量を器に盛り、具材をのせます。
1.にんじんそぼろ丼
明るいオレンジ色で春らしい丼に
【作り方】
【1】春にんじん3cm、皮つきのしょうが1片はみじん切りに、えのきたけ30gは1cm長さにカットする。
【2】鍋に鶏ひき肉80g、【1】、しょうゆ小さじ2、酒・みりん各小さじ1、砂糖小さじ1/2を入れて蓋をして中火で加熱し、蒸気が出たら弱火にして5分加熱する。
【3】蓋を取り、中火にしてひき肉をほぐすように汁気を飛ばす。
【4】ご飯にのせ、1cm長さに切った貝割れ大根適量をのせる。
2. 新じゃが青椒肉絲(チンジャオロース)丼
たけのことは違った味わいで
【作り方】
【1】新じゃがいも小1個、ピーマン1個は細切りにする。
【2】細切りにした豚肩ロース80gに、しょうゆ・酒・オイスターソース・水各小さじ2、片栗粉・砂糖・ごま油各小さじ1をよく混ぜて耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして電子レンジで1分加熱する。
【3】一旦取り出してよく混ぜ、【1】を上にのせてふんわりラップをして電子レンジで2分半加熱する。
【4】ご飯の上に、よく混ぜた【3】をかける。
3.新玉シチュードリア丼
レンチンで作れるお手軽ドリア
【作り方】
【1】耐熱容器にバター15g、薄力粉大さじ11/2を入れ、ラップをせずに電子レンジで1分加熱する。
【2】【1】をよく混ぜ、牛乳1/2カップ強、砕いた固形ブイヨン1/2個、塩小さじ1/4、こしょう少量、スライスした新玉ねぎ1/8個、石づきを取ってほぐしたしめじ30g、シーフードミックス60gを加え、ラップをせずに電子レンジで2分30秒加熱する。取り出して全体を混ぜ、再度ラップなしで1分加熱しよく混ぜる。
【3】ご飯にケチャップ大さじ1を混ぜ、【2】をかけ、好みでブラックペッパー適量を振る。
4. 長いもチーズ丼
実は春が旬!
【作り方】
【1】長いも5cm、新玉ねぎ1/4個は小さめの乱切りに、ソーセージ2本は斜め切りにする。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、【1】、塩少量を加えて軽く炒め、火が通るまで蓋をして弱火で加熱する。
【3】【2】を麺つゆ(3倍濃縮)小さじ1、ケチャップ大さじ1で調味し、ピザ用チーズ大さじ1を加えて溶けたら火を止める。
【4】ご飯にのせ、好みで小口切りにした小ねぎ適量を散らす。
5. 春野菜の中華丼
さっと炒めるだけでOK
【作り方】
【1】春白菜1枚、にんじん(3cm長さを縦半分)は短冊切りに、しいたけ1枚は軸を取ってスライスする。
【2】鶏がらスープの素小さじ1、オイスターソース小さじ1/2、塩・こしょう各少量、水大さじ2、片栗粉小さじ1を混ぜる。
【3】フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、食べやすい大きさに切った豚薄切り肉60gを入れ、焼き色がついたら【1】を加えて軽く炒め、【2】を回し入れてとろみをつける。ご飯にのせる。
★中華卵とじにアレンジ
できあがりに溶き卵1個を加え、ざっと混ぜて火を通す。
6. 長いもかき揚げ丼
ほくほく長いもが乾燥えびとマッチ
【作り方】
【1】長いも5cmは拍子木切り、新玉ねぎ1/8個は薄くスライスする。
【2】しょうゆ・みりん・酒・水各大さじ1、和風顆粒だし・砂糖各小さじ1を耐熱容器に入れ、ラップをせずに電子レンジで1分半加熱する。
【3】ボウルに【1】、乾燥えび大さじ2を入れて薄力粉大さじ2をまぶし、少しずつ水を加え(大さじ1程度)全体を混ぜる。
【4】15cm角に切った耐熱性のクッキングシート2枚に【3】を丸く広げる。
【5】3mm程度の油を入れたフライパンを熱し、【4】をシートごと入れる。
【6】固まったら裏返してシートを取り除き、火が通るまで揚げ焼きする。
【7】ご飯に大葉2枚と【6】をのせ、【2】をかける。
7. 春ごぼうの柳川風丼
ごぼうの歯ごたえを楽しむ卵とじ
【作り方】
【1】春ごぼう10cmは細切りにし、水にさらしておく。ちくわ1本は縦半分に切ってから斜め切りにする。
【2】フライパンに【1】、しょうゆ小さじ1、酒・みりん・水各小さじ2を入れ、蓋をしてごぼうに火が通るまで中火で加熱する。
【3】溶き卵1個分を流し入れ、固まったらご飯の上にかけ、好みで三つ葉を適量のせる。
8. 根菜キーマカレー丼
少し残った根菜でも作れちゃう!
【作り方】
【1】小さめの新じゃがいも1個、新玉ねぎ1/4個、春にんじん5cmは粗みじんにする。
【2】鍋に豚ひき肉60gを薄く伸ばし、その上に【1】を重ね、カレールー(ブロック1個分)、中濃ソース・ケチャップ各小さじ1をかけて蓋をして中火で加熱する。
【3】蒸気が出てきたら弱火にして5分煮て、蓋を取りひき肉をほぐしながら全体を混ぜる。
【4】ご飯にのせ、中央に卵黄1個をのせる。
★タコライスにアレンジ
カレールーのかわりにトマト缶(カットタイプ)1/2缶を使い、塩少量で味を調え、ちぎったレタスをのせたご飯の上にかける。好みで粉チーズを振る。
9. 新じゃがのコロッケ丼
レンチン&揚げ焼きで楽ちん♪
【作り方】
【1】新じゃがいも小1個は皮をむき小さめの乱切りにする。
【2】牛ひき肉25g、しょうゆ・砂糖・酒各小さじ1/2、みりん小さじ1/4を混ぜて耐熱容器に入れ、【1】を上にのせてふんわりラップをして電子レンジで3分半加熱する。
【3】余分な油分を軽く切り、新じゃがいもをつぶしながら混ぜる。塩ひとつまみ、こしょう少量で味つけして成形する。
【4】小麦粉大さじ1を同量の水で溶いて【3】にまぶし、パン粉を適量つける。
【5】フライパンにサラダ油大さじ3を熱し、【4】を両面揚げ焼きする。
【6】ご飯の上に千切りにしたキャベツ1/2枚を広げ、【5】をのせ、中濃ソース適量をかける。
10. ジャーマンポテト丼
人気のじゃがいもメニューを丼で
【作り方】
【1】小さめの新じゃがいも1個、新玉ねぎ1/4個、パプリカ1/8個は1.5cm角に切る。ベーコン1枚は食べやすい大きさに切る。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、【1】を軽く炒める。
【3】蓋をして弱火にし、新じゃがいもに火が通ったら塩ひとつまみ、白だし(10倍希釈)小さじ1/2、バター5gを加えて混ぜる。
【4】ご飯にのせ、乾燥パセリ適量を散らす。
★韓国風にアレンジ
具材を炒めたあと、コチュジャン適量を加える。
教えてくれた人
本多理恵子さん/料理研究家
手ぶらで参加できる鎌倉の料理教室「Café Rietta」主宰。『料理が苦痛だ』(自由国民社)が2018年料理レシピ本大賞エッセイ部門を受賞。
撮影/宮司信吾 取材・文/大勝きみこ
※女性セブン2023年4月27日号
https://josei7.com/
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