中尾ミエさんに学ぶ「悩んでいたら老ける!1分も無駄にせずいまを楽しむ」ご機嫌な生き方
「落ち込むことはない」「悩んでいる人が老け込んじゃうのよ!」と話すのは歌手で女優の中尾ミエさん(76才)。日頃から負の感情に流されないように、物事をポジティブに変換する習慣がついているんだとか。76才になっても毎日楽しく生活している中尾さんに“ご機嫌術”を伺った。
中尾ミエさん「どんなストレスもポジティブに捉える」
16才で初リリースした『可愛いベイビー』が100万枚のミリオンヒットを記録し、それ以降、歌手として女優として活躍を続けてきた中尾ミエ。持ち前の明るさに加え、歯に衣着せぬ軽快なトークも評判を呼び、コメンテーターとしてもひっぱりだこ。そんな中尾に、落ち込んだときの気分の上げ方を聞くと、
「そもそも、落ち込むことはありません」
と、即答。聞けば、負の感情に陥らないよう、日頃からものの受け止め方をポジティブに変換する習慣がついているという。
「人間、ストレスがまったくないなんてことは、あり得ません。ある程度ストレスがあってこそ、バランスが保たれている。問題は、ストレスをネガティブにとらえるかどうか、です」(中尾・以下同)
「大変だと思ったら大変に感じるもの」
たとえば、中尾がいま出演しているホームドラマ『三千円の使いかた』(東海テレビ・フジテレビ系)で、中尾は主人公の祖母・御厨琴子を演じている。せりふが長くて覚えるのに一苦労かと思いきや、本人はあっけらかんと、こう話す。
「やるしかないから! ここで大変だと思ったら本当に大変に感じるものなんです。だけど、“このせりふには共感するわ”とか“いくつになっても社会とつながっていたいし、人の役に立ちたいと思う琴子は、まさに自分のようだ”なんて思いながら読んでいると、楽しく覚えられるんです。
撮影でも、1~2時間の休憩時間ができれば、レトロな喫茶店にみんなで押しかけてわいわい過ごしたり、天気がいい日は近くの河原で日なたぼっこしたりして、最大限楽しむようにしています。
撮影の合間の時間をいかに無駄なく過ごすかにかけては、天才なのよ。真冬の河原は寒くないのかって? 日が照っていれば大丈夫! そもそも、寒いかどうかを考えるより、日の当たる河原を想像する方が気分が上がりませんか?」
自分で楽しもうと思えば、楽しいことはいくらでも見つけられる、というわけだ。
落ち込まないための防衛策と朝の大笑い
落ち込まないための“防衛術”も心得ているという。