体が温まる簡単レシピ4選 温活食材「ま・ご・わ・や・さ・し・い・こ」でポカポカ!
日ごとに寒さが厳しくなるこの季節は、食事で体を内側から温めるのがおすすめ。体を温める食材「ま・ご・わ・や・さ・し・い・こ」を使った温活レシピを、“体温を上げる料理教室”を主宰する小川原智子さんに教えてもらいました。
寒い季節におすすめは「根菜類」
食事で体を温めるには、まずは体を冷やす食材を控えることが大切だと料理研究家の小川原智子さんは言う。
「トマトやなすなどの夏野菜、バナナやマンゴーなどの暑い国で収穫される果物、アイスクリームなどの冷たいもの、白砂糖や人工甘味料を多く摂ると体を冷やします」(小川原さん・以下同)
次に、体を温める食材を体温以上に温めて摂る。おすすめは根菜類や旬の野菜だ。
「大根やにんじん、ごぼう、かぶなど土の中で育つ根菜類には、体を温める効果が期待できます」
加えて“まごわやさしいこ”という温活食材を取り入れるとよい。
「“ま”は豆類、“ご”はごま、“わ”はわかめなどの海藻類、“や”は野菜、“さ”は魚、“し”はしいたけなどのきのこ類、“い”はいも類、“こ”は発酵食のことです」
体を温める食材「まごはわやさしいこ」
ま…豆類
ご…ごま
わ…わかめなどの海藻類
や…野菜
さ…魚
し…しいたけなどのきのこ類
い…いも類
こ…発酵食
みそ玉(10個分)
簡単にできるみそ汁で冷え知らず!
【1】ボウルにみそ120g、粉末だし大さじ1と2/3、乾燥わかめ大さじ1と1/2を入れてよく混ぜ合わせる。
【2】【1】を10等分にしてそれぞれをラップに広げ、小町麩1個ずつを添えて包み、ラップの口元をねじってしぼる。
【3】椀やマグカップにみそ玉を入れて熱湯150mlを注ぎ、そのまま1分おく。小町麩が戻ったらみそを溶いて飲む。
※上記写真のみそ玉はレシピをもとにアレンジを加えたもの。
しょうがじょうゆの焼きもち(4人分)
もちの揚げ焼き+しょうがで体ポカポカ。
【1】熱したフライパンにごま油大さじ2を入れ、切りもち8個を並べたら、中火で片面4~5分ずつ焼く。
【2】両面に焼き色がついたら、しょうがじょうゆ(しょうゆ大さじ2+おろししょうが1かけ分)を回し入れて、もちとからめる。
れんこんボール(16個程度)
れんこんは温め効果抜群!
【1】れんこん400gは洗って、皮ごとすりおろす。水分が多いときは少し水気をしぼる。
【2】玉ねぎ1/4個は皮をむいて、みじん切りにする。
【3】ボウルに【1】、【2】、塩小さじ1/2を入れてよく混ぜ合わせたら、小麦粉大さじ3を加えてさっと混ぜ合わせる。2~3cmの大きさの団子に丸めて、中温(170℃くらい)の油でカリッと揚げる。
りんごとドライフルーツのコンポート(6人分)
加熱したりんごは生より栄養価アップ!
【1】りんご2個は塩で軽く洗って1個を8等分し、芯を取って皮つきのまま大きめのいちょう切りにする。ドライいちじく3個は粗めに刻む。
【2】厚手の鍋に【1】、レーズン1/4カップ、塩ひとつまみ、水大さじ5を入れてふたをし、極弱火にかけて蒸し煮にする。
【3】りんごがやわらかくなったら、シナモン小さじ1/4を加え、全体を混ぜ合わせる。
教えてくれた人
小川原智子さん/料理研究家。2001年マクロビオティック料理教室イエローハーモニーをオープン。“子宮温活”をキーワードに玄米と野菜、発酵食を中心としたレシピ作成を行う。著書に『人生が変わる! 心と体を温める料理教室』(フォレスト出版)。https://ogawaratomoko.com
取材・文/土田由佳 レシピ作成・写真/小川原智子
※女性セブン2023年1月19・26日号
https://josei7.com/