兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第181回 振り向けば兄がいない!?】
若年性認知症を患う兄と2人で暮らすライターのツガエマナミコさん。両親は他界した今、家族として兄の日常のケアは自分の役目と心に決め、一身に担っている日々ですが、兄の症状がどんどん進行していく中、マナミコさんの負担は大きくなるばかり。この先、兄が介護施設に入所する日が来ることを期待してみたり、いや、まだまだと思ってみたりと心は千々に乱れるようです。

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わたくはドM思考でしょうか…
駅前商店街で唯一の書店が閉店すると知り、ショックが癒えないツガエでございます。
思えばネットで本を買う時代になり、さらにはデジタルで書籍をダウンロードする時代になり、わが町からも徐々に書店が消えて行きました。ついに唯一残っていた書店さえも閉店となるのです。ネットでお買い物をしないわたくしは困惑を隠しきれません。これからはどこへ行けばいいのでしょう。いやいや、ネットでポチるのがもはや常識で便利なのはわかっていますけれども、何を買うでもなく書店をうろつくのが好きなのでございます。それはもう贅沢なことなのかもしれません。
兄と一緒にお買い物に行くようになって半年以上が経ちました。それまでは一人の時間が欲しいと同時に、兄を連れて歩くのが面倒くさくて、ずっと一人で毎日お買い物に行っていたのですけれども、昨年春に「にぃさんぽ」(兄の予期せぬお出かけ)という