兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第173回 「にぃさんぽ」悪夢再び…のその後】
ライターのツガエマナミコさんが同居する兄は若年性認知症です。その兄が、知らぬ間に「にぃさんぽ」に出て行方不明になった顛末のつづきです。雨が激しく降る日に姿を消した兄は、翌朝、隣町の民家の庭で発見され、無事に家に戻ってきましたが、ずぶ濡れで震えが止まらぬ状態。体を温めようやく床についたものの、今度は、お布団の上で寝たまま“お尿さま”をしてしまい…。マナミコさんの試練は続きます。

(※「にぃさんぽ」は「兄さんのひとり散歩」の略byツガエ)
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思わぬ形で紙パンツデビュー
体が思うように動かず、ザ・ジャパニーズ布団の上で横向きのまま容易に起き上がれない兄を見ながら、非力な妹はなすすべもございませんでした。それでもあきらめず、兄は「トイレに行かなきゃ」と言いながら必死にもがき、なんとか立ち上がってくれたのです。
「兄、やるじゃん」と少し見直し、「すごい!すごい。よく頑張ったね!」と称賛し、トイレまで付き添って座らせ、新しいズボンと紙パンツを手に、兄のトイレが終わるのを待ち受けたのでした。
自立できない足からパンツやズボンを脱がせることの厄介さ、穿かせることの難しさを学習したツガエでございます。
それ以来、