兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第145回 早くも限界か!?実況中継】
若年性認知症の兄と暮らすライターのツガエマナミコさんですが、いま、大変な危機に直面しています。兄が背後からツガエさんの体に触れようとした気配を感じ、戦慄したその日の出来事をリアルタイムに綴ります。
「明るく、時にシュールに」、認知症を考える…どころではないっ!

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枕を抱えた兄が部屋にやってきた
我が家は恐怖の館と化しました。
只今、前回の『「やめてよっ」事件』の日の夜9時30分でございます。
夕食後にわたくしが部屋にこもるとリビングでテレビを観ていた兄がわたくしの部屋の引き戸を開けて「中に入れて」と言うのです。これは「やばい」と思いませんか?
「イヤだ。ここはわたしの部屋で、お兄ちゃんの部屋はあっちだから」と言うと、「どこ?」と言うので、徒歩5~6歩の距離をご案内いたしました。兄部屋のドアを開けると「うん、ここね、わかったわかった」と言うので安心してわたくしが部屋に戻ると、間もなく今度は枕を手にやってきて「こっちに入れてくれる?」と言ってきました。
今にも入ってきそうになる兄を制して「イヤだよ!」と強めに言うと「なんで?」と返してきたので「そういうの気持ち悪いから絶対イヤだ」と言うと