兄がボケました~若年性認知症の家族の暮らし【第139回 財前先生(仮)がボケました】
若年性認知症を患う兄が定期的に通う病院の担当医は、ドラマ『白い巨塔』に登場する財前五郎のような冷たさを感じる人です。それが、担当医のことを、財前先生(仮)と表記する理由なのです。今回は、その財前先生(仮)の態度がまたまたあり得なかったというお話です。
「明るく、時にシュールに」、認知症を考えます。

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財前先生(仮)大丈夫?
聞いてください。わたくし思わず「はぁ?」と聞き返してしまいました。
先日の兄の診察日のことでございます。財前先生(仮)がボケました。いやいやギャグではなく、兄ボケレベルの財前ボケでございます。
2か月前の診察日に兄の年金に必要な診断書をお願いしたら冷たく「文書課に出してください」とあしらわれ、その通りにした数週間後、財前先生直々にわたくしの携帯にお電話をくださって兄についての確認事項にいくつか答えた経緯がございました。診察時の印象とは違い、大学生と話しているかのような気さくな感じでちょっとばかり好感度が上がったことをここでもご報告いたしました(第134回)。
→第134回を読む
ところが、先日の