コロナ禍で増える不安な体の症状をチェックする20のリスト「人と直接会わない生活で脳の刺激が減っている」【医師監修】
「コロナ禍でうつ症状を訴える人は増えていますが、脳内ホルモン(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の減少が一因。これらは主にアミノ酸から合成されるため、そのもとになるたんぱく質を食事に多く取り入れましょう」(姫野さん・以下同)
“人と会って話す” ことこそ脳の活性化には重要!
「コロナ禍の自粛により人に会わなくなったり、リモートでの会話になったりしましたが、これにより脳の刺激が減り、うつや認知症の症状が加速した人も。顔面には視覚、聴覚、嗅覚、味覚を個々にキャッチする感覚受容体が存在します。リモートでの会話は聴覚くらいしか刺激されませんが、対面では、その人の表情の変化やにおいなども感覚受容体がキャッチして脳に伝えるため脳がより活性化するのです」。
人と“会う”のは脳の活性化につながる。コロナに気をつけつつ、今年は対面の機会を増やしていきたい。
教えてくれた人
姫野友美さん/ひめのともみクリニック・院長
栄養療法や点滴療法、バイオロジカル療法を組み合わせた独自のメディカルプログラム治療を行う。『ストレス脱出レシピ―心療内科医に教わる「ごはん術」』(主婦の友社)など著書多数。
取材・文/佐々木めぐみ、鳥居優美
※女性セブン2022年1月20・27日号
https://josei7.com/
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