2か月でウエスト10cm減の人も!1日1分「腹肉しぼり」の簡単3ステップ
【1】筋肉を解放する「シールはがし」
腸骨の内側に両手の親指を第一関節まで押し込み、指の腹で左右にゴシゴシと5回こする。反対側も同様に行う。そけい部に両手を添え、へその少し下のあたりにある恥骨の上側に、両手の親指を第一関節まで押し込み、指の腹で5回こする。
腹肉しぼりは、早ければその日のうちに劇的な効果が得られる。ただし、その代償として、痛みを伴うこともある。特に「シールはがし」では、ベッタリと腰の骨に癒着した筋膜をゴシゴシとしごいてはがすため、強く癒着しているほど痛い。
30才の会社員、下山琴乃さん(仮名)が言う。
「テレワークで1日10時間近く座りっぱなしで、筋肉はかなり落ちていると思います。“癒着が激しいと痛みがある”と聞いて覚悟してやってみたら、痛いというよりくすぐったくて…でも、1週間くらい続けていると、腰が引けるくらい痛く感じるようになりました。さらに1週間ほど続けていたら痛みも感じなくなって、体重は2kg減、気になっていたお腹まわりはペタンコになりました」
シールはがしがくすぐったく感じるのは、筋膜の癒着がひどい証拠だという。
「シールはがしは、特に“痛い” “難しい”という声をよく聞きます。多少の痛みがあるのは仕方ありませんが、痛くすれば効果が上がるわけではありません。力加減は“痛気持ちいい”くらいを心がけましょう。また、正しい場所をこすることも大切です。骨盤の両側をこぶしで叩くとコンコンと硬い感触がある部分が腸骨で、そのすぐ内側に、親指をグッと押し込めるところがあります。その骨の表面を刺激するつもりで行ってください。同様に、股上の硬い部分が恥骨。そのすぐ上に親指を押し込んで行いましょう」(蜷川さん・以下同)
理想は、親指の第一関節まで深く押し込むこと。最初は難しくても、続けるうちに少しずつ指を深く押し込めるようになるという。
【2】リンパが目覚める「おへそずらし」
左右の人さし指から小指までをそろえてへその右側に押し込み、へその“芯”をずらすように3回動かす。へその左と上下も同様に行う。
「おへそずらし」は、へそから背中にかけて水平に“芯”が通っているのをイメージして行う。
「へその右側に左右の指をそろえて押し込んだら、“芯”を右から左へずらすように動かします。左側と上下も同様に行いましょう」
【3】脂肪を流す「下腹つかみ」
へその左右の肉を両手で強くつかみ、息を吐きながら内側にしぼるようにもみほぐす。同様に、へそのななめ、上下も強くつかんでもみほぐす。
「下腹つかみ」でお腹の肉をもみほぐすときの力加減は、へそから体にたまった油がぴゅーっと、1mくらい飛び出すようなイメージだ。全部合わせても1日1分。コツをつかめばあっという間にやせられる。