重信初江さん伝授のれんこんメニュー「シャキシャキ食感は繊維を断ちきらない棒切りがコツ」
今が旬のれんこんは、シャキシャキとした食感が持ち味! シャキシャキ感をいちばん味わえる切り方と絶品レシピを、人気の料理研究家の重信初江さんが教えてくれました。料理に合わせた切り方でさらにおいしくなるんです。
※記載のあるもの以外、れんこんは皮をむいて調理しています。
※材料は記載があるもの以外2人分です。
※電子レンジは600Wを使用しています。
れんこんとえびのアヒージョ
れんこんは、繊維を断ちきらない「棒切り」がいちばんシャキシャキ感を味わえる。料理に合わせて太さを変えるとより楽しい歯ごたえが!
下味をつけるとれんこんに味が染みておいしさアップ!
<材料>
れんこん…中1節(200g)
むきえび…150g
にんにく…2片
パセリ…2~3枝(30g)
<A>
白ワインまたは酒…大さじ1
塩…小さじ1/3
オリーブオイル… 1/2~3/4カップ
粗びき黒こしょう…少量
<作り方>
【1】れんこんは5~6cm長さ、1cm角くらいの棒状に切る。
【2】むきえびは背わたを取る。ボウルにえびと【1】を入れ、<A>を加えて混ぜ10分ほど置く。
【3】スキレットか小さめのフライパンに【2】と薄切りにしたにんにくを入れ、ひたひたになるまでオリーブオイルを注ぐ。中火にかけ、煮立ってきたら弱めの中火で2分ほど煮る。
【4】れんこんが透き通ってきたら粗く刻んだパセリを入れ、黒こしょうを振る。パセリの緑が鮮やかになったら火を止める。
れんこんの豚バラ巻
甘辛味と歯ごたえに箸が止まらない!
<材料>
れんこん…中1節(200g)
豚バラ薄切り肉…10枚(150g)
<A>
しょうゆ・みりん…各大さじ1
粒マスタード…小さじ1
<作り方>
【1】れんこんは6~7cm長さ、1.5cm角くらいの太め棒切りを10本作り、1本ずつ豚バラ肉で巻く。
【2】フライパンに巻き終わりを下にして並べ、途中で向きを変えながら中火で5~6分焼く。
【3】肉全体に焼き色がついたら余分な油を大さじ1くらい残してキッチンペーパーで吸い取る。<A>を加え、つやが出て絡まるまで混ぜる。
れんこんと豚のトマト煮
食感を生かせば煮物も短時間で完成。
<材料>
れんこん…中1節(200g)
豚こま切れ肉…200g
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ1/2
カットトマト缶…1/2缶
<A>
水…1/2カップ
しょうゆ…大さじ1/2
塩…小さじ1/4
こしょう…少量
<作り方>
【1】れんこんは5~6cm長さ、1cm角の棒状に切る。
【2】フライパンにオリーブオイルと半分に切って潰したにんにく、豚肉を入れて強めの中火で1分炒め、れんこんを加えて2分ほど炒める。
【3】トマト缶と<A>を加え、時々混ぜながら4~5分弱火で煮る。
ぽん酢南蛮漬け
15分以上置くと味がなじんでより美味に。
<材料>
れんこん…中1節(200g)
生鮭…2切れ
紫玉ねぎ…1/2個
サラダ油…大さじ1/2
<A>
赤唐辛子の小口切り…ひとつまみ
水…3/4カップ
ぽん酢…大さじ4
<作り方>
【1】れんこんは5~6cm長さ、1cm角くらいの棒状に切り、5分水にさらす。鮭は1切れを4つに切る。
【2】紫玉ねぎは繊維を断つように薄切りにしてボウルに入れ、<A>と混ぜる。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、鮭を中火で2~3分、裏返して2分ほど焼き【2】に入れる。
【4】れんこんの水気を切って【3】の油の残ったフライパンに入れ、中火で2~3分炒める。油を切って【2】に入れ、混ぜ合わせて15分置く。
教えてくれた人
料理研究家 重信初江さん
昔ながらの家庭料理から簡単レシピ、海外の味まで幅広いレシピを提案。著書に『これがほんとの作りおきのきほん』(成美堂出版)など。
撮影/キッチンミノル
※女性セブン2021年11月4日号
https://josei7.com/