心と体の健康に役立つ”あかさたな”笑顔になれる合言葉・シニアに役立つ50音の教訓
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、日本ストレスマネジメント学会が提案した「心と身体の健康を維持するための"あかさたな"」が覚えやすくて便利だ、と評判だ。家にとじこもってふさぎ込んでしまいがちないま、気分転換を兼ねて「あいうえお」や「かきくけこ」などの50音を用いたさまざまな合言葉を家族や友人らと共有してみませんか?
心と身体の健康を維持するための「あかさたな」
教育、災害支援、産業・労働、医療、ライフスタイルなどの分野でストレスマネジメントの研究・実践を行っている「日本ストレスマネジメント学会」が高齢者向けに提案。
軽い運動で筋肉を鍛えるものから食に関することなど、家の中でもできる心身の健康法だ。
【あ】歩く
天気のよい日は人混みを避けて近所を散歩。自室で足踏みでもOK。
【か】 かがむ
足の筋力を衰えさせないために、スクワット(椅子への立ち座り)を。
【さ】 支える
転倒に注意しながらいろいろなポーズで静止してバランス感覚を鍛える。
【た】立つ
座りっぱなしにならないように、できるだけ立って家事などをする。
【な】なんでも食べる
バランスのよい食事をとって免疫力をつける。
【は】(息を)吐く
鼻から吸って口から長く吐く、腹式呼吸でリラックス。
【ま】丸める・回す
筋肉を伸ばすストレッチをしたり、関節を回してほぐす。
【や】休む
疲れているときや体調の悪いときは、無理せず休むこと。
【ら】ラジオ体操
ラジオ体操はまんべんなく全身を動かすのに最適。
【わ】笑う
1日に1回は笑顔になれることを探す。
低血糖SOSの「はひふへほ」
糖尿病の人がなりやすい低血糖症の症状について「日本糖尿病協会」が注意喚起。重篤な状態になる前に早めの処置を。
【は】腹が減り
【ひ】冷や汗
【ふ】震えは低血糖
【へ】変にドキドキ
【ほ】放置は昏睡
医師の問診で役に立つ 「かきくけこ」
病院での診察時、症状を伝えるだけでなく、これらの要項について事前に確認しておくと、医師とのコミュニケーションがよりスムーズになる。
【か】家族歴
【き】既往歴
【く】薬、サプリメント、薬剤アレルギー
【け】健康診断での異常
【こ】ここ最近の海外渡航
【さ】酒、たばこ
【し】職業、食事摂取
【す】睡眠
【せ】性(月経、妊娠など女性特有の項目)、 生活(ペット飼育、引っ越しなど)
【そ】その他 全身状態に関することや アレルギー、排泄、体重変化など
心に響く合言葉がインスタで話題
「心と身体の健康を維持するための“あかさたな”」のほかにも、“50音の教訓”が話題になっている。
Instagramで仕事や人生等をテーマとした「心に響く言葉」を綴り、60万人以上のフォロワーを持つ田口久人さんの「あかさたなはまやらわの法則」だ。
「50音順のヒントとなったのは、カルタ。ダラダラと言葉を並べるよりも、一文字、一文字にまとまっていた方が読み手もすぐに見返すことができる点がメリットです。
私自身も自分の経験や家族や友人などから学んだことを書いていくにあたって、あ~わに区切っていく方が頭の中で整理しやすかったです」(田口さん・以下同)
田口さんの発信したメッセージは芸能人や企業の社長にもシェアされ、居酒屋の店内に張られたりもしている。
「自分の名前の頭文字でオリジナルの教訓を作ってみるのもいいと思います。ひとりで作るのも楽しいですが、家族で、またはオンラインで友達と一緒にお題を設けていろんな言葉を出し合うというのもオススメです。
幅広い年代の人たちでやれば、さまざまな経験から湧き上がったメッセージが生まれてきますし、その人ならではの教訓も聞けて盛り上がると思いますよ」
教えてくれた人
田口久人さん/Instagramで仕事や人生等をテーマとした「心に響く言葉」を綴り、60万人以上のフォロワーを持つ。
取材・文/加藤みのり
※女性セブン2021年9月2日号
https://josei7.com/
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