明大・流経大サッカー選手の勝負メシ|高たんぱくな鶏胸肉のトマト煮などレシピ2品
ハードな練習をこなしながら、大学や実業団で活躍するアスリートたち。彼らのパワーの源となる“勝負メシ”はどんなメニューなのか気になるところ。わが家の献立にも取り入れて家族に元気を与えたい。そこで今回は、明治大学と流通経済大学のサッカー部の部員たちが食べている勝負メシをご紹介。瞬発力も持久力も養う特製メニューを調理担当の方に教えていただきました。
明治大学 サッカー部の勝負メシ
明治大学のサッカー部は、長友佑都選手をはじめ、数々の名プレーヤーを輩出。令和元年度は、大学サッカーにおける全タイトルを獲得した。
寮母代表の能勢恭子さんは、4名の寮母で連携し、朝晩の食事作りを担当している。
サッカー選手には、長時間走り続けるエネルギー源となる糖質と、筋肉を作るたんぱく質の両方が必要。パフォーマンスを高めるには、脂質セーブもポイント。
「1日3000kcal摂取を目標に、たんぱく質を中心としたバランスよい献立を考えています」と能勢さん。
そんな数々のメニューの中から、筋肉を作るたんぱく質が摂れるメニューをご紹介。
鶏胸肉のトマト煮
高たんぱくな肉を、たっぷり野菜と一緒に!
《作り方》(4人分)
【1】玉ねぎ1個は1cm幅のくし形切り、なす2本は大きめの乱切り、ピーマン2個は乱切り、しめじ1パックは石突きを取ってほぐしておく。
【2】フライパンにオリーブオイル適量を熱し、みじん切りにしたにんにく1かけを炒めたら、【1】を加えて炒め、塩、こしょうで味を調える。
【3】【2】に水100ml、酒大さじ3、顆粒コンソメ大さじ1、ホールトマト缶詰(240g)2缶を加え、20分煮込む。
【4】鶏胸肉2枚は、それぞれを6つにそぎ切りし、片栗粉大さじ1をまぶす。
【5】鍋に湯を沸騰させたら、火を止めて【4】を入れ、そのまま肉の色が変わるまで約2分おき、取り出す。
【6】【3】に【5】の肉を入れ、さらに5分煮込んでから、器に盛る。
流通経済大学 サッカー部の勝負メシ
関東サッカーリーグ1部の「流経大ドラゴンズ龍ヶ崎」「流経大FC」を擁し、多くのJリーガーを輩出している、流通経済大学のサッカー部。
中野雄二監督夫人で寮母の中野博子さんは、約200人の寮生たちの母親代わり。
「揚げ物はほとんどせず、ご飯がすすむ献立を心がけています。納豆・キムチ・牛乳は常備しています」(中野さん)
中野さんが作る献立の人気のメニューがこちら。
めかじきと野菜のチーズ焼き
《作り方》(2人分)
【1】めかじきの切り身4切れ(約300g)にしょうゆとみりん各大さじ2をまぶし、数分おく。別に、かけだれ用としてしょうゆとみりん各大さじ1 1/2を耐熱カップに入れ、電子レンジ(600W)で30秒加熱しておく。
【2】にんじん1/4本、玉ねぎ1/4個は4cm長さのせん切り、しいたけ1個は石突きをとって薄切りにし、少量の油で炒めて塩、こしょうで味つけする。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、【1】のめかじきを並べて、両面に焼き色がつくまで、中火で片面1分ずつ焼く。ほぼ火が通ったら火を止め、【2】をのせてピザ用チーズ40gをかけ、ふたをして中火でチーズが溶けるまで焼く。
【4】器に盛り、塩ゆでして3cm長さの斜め切りにしたさやいんげん適量を添え、【1】のかけだれをかける。
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撮影/武井メグミ(料理)、料理作成/大越郷子
※女性セブン2020年10月8日号
https://josei7.com/