4月から電気代値上げへ!家電の使い方&家事の工夫で光熱費を抑える5つの節約ワザ
政府による電気・ガス料金の補助制度が終了・縮小し、4月請求分から電気料金が値上がりしている。気温が上がり始めるこれからの季節、「家事のやり方を少し見直すだけで、無理なく電気代は抑えられます」と節約&家事アドバイザーの矢野きくのさん。に日々のちょっとした工夫で“ラクして節約”する方法を教えてもらった。
この記事を執筆した専門家
節約・家事アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/
家事のやり方を変えるだけ!ラクして節約
近年、電気料金の値上げニュースが後を絶ちません。燃料価格の高騰や円安の影響により、家計への負担は増すばかりです。特にエアコンなどの使用が増える初夏から夏にかけては、電気代を見るのが不安というかたも多いのではないでしょうか。
しかし、「節約」といっても、無理な我慢や複雑な設定は必要ありません。実は、日々の家事のやり方を少し見直すだけで、煩わしい手間をかけずに電気代を抑えることができます。
今回は、これからの季節に役立つ、賢く手軽な節約ポイントをご紹介します。
1.冷蔵庫は「季節に合わせた温度調節」がカギ
家の中で唯一、24時間365日休まず動いているのが冷蔵庫です。
季節に合わせて設定を変更
一年中同じ温度設定のままにしていませんか?室温が上がりきる前の初夏なら、設定を「中」にするだけで十分冷えます。できれば冷蔵庫専用の温度計を使い、自分の家の冷蔵庫の内容量にあわせて温度設定を変えると、より電気代の節約につながります。
~温度の目安~
・冷蔵室 1度から6度が目安
・冷凍室 マイナス18度からマイナス22度が目安
・野菜室 3度から7度が目安
冷蔵庫は7割収納 冷凍庫は隙間なく詰めるが正解
冷蔵室は「7割以下」の収納が理想です。冷気の流れを良くすることで、無駄な電力消費を抑えられます。逆に冷凍庫は、凍った食品同士が保冷剤の役割を果たすため、「隙間なく詰める」のが正解です。
2.掃除機は「毎回使わない」スタイルを
毎日重い掃除機を家中にかけるのは、体力も電気も使います。初夏の爽やかな朝などは、電気を使わない掃除を取り入れてみましょう。
フローリングワイパーやほうきを活用
床のホコリ取りにはフローリングワイパーやほうきが最適です。音も静かなので、早朝や夜間でも気兼ねなく掃除ができます。
掃除機は「たまに」でOK
普段はサッと掃き掃除で済ませ、掃除機は週に数回、カーペットなど汚れが溜まりやすい場所だけに絞る。これだけで、毎月の電気代をコツコツ節約できます。
3.ドライヤー前の「ひと手間」で時短節電
意外に消費電力が高いドライヤーは使用時間を短縮することは、節電だけでなく髪へのダメージ軽減にもつながります。
しっかりタオルドライ
ドライヤーのスイッチを入れる前に、吸水性の良いタオルで髪の水分を徹底的に吸い取ります。ある程度乾燥が進んでから、最後に形を整える程度にドライヤーを使うのが理想的。使用時間が半分になれば、その分電気代もカットできます。
4.エアコンは「扇風機」を相棒にして賢く使う
これからの季節の節電で一番気になるのがエアコンですが、「暑さを我慢する」のは絶対に禁物です。 熱中症のリスクを避けながら、効率よく涼む工夫をしましょう。
室温が上がらない工夫をする
直射日光が入ってくると、どうしても室温が上がります。オーニング(建物の外に取り付けるひさし)を設置したり、昔ながらのすだれや、よしずを使ったり、また朝顔やきゅうり、ゴーヤなどのつる性の植物を植えて、グリーンカーテンを作るのもおすすめです。
冷気の「通り道」を扇風機で作る
部屋全体をキンキンに冷やそうとすると、設定温度を下げすぎて電気代が跳ね上がります。そこで、扇風機を併用しましょう。エアコンから出た冷気が、自分のいる場所へ「最短距離」で届くように扇風機の向きを調整します。
エアコンのフィルター掃除
フィルターにほこりがこびりついていると冷気が通らず、無駄な電気を消費してしまいます。フィルター掃除はエアコンの使用頻度や、部屋の汚れ具合によって変わってきますが、目視でフィルターにほこりがついているようならば、取り外して掃除機で吸ったり、水をかけて歯ブラシで洗い乾燥させてから元に戻すという作業をしましょう。
5.部屋干しは「浴室乾燥機」より「扇風機」
梅雨時期など、洗濯物を外に干せない日も増えてきます。
扇風機の風を直接あてる
室内干しをする際は、洗濯物に直接扇風機の風が当たるように設置しましょう。直接、風を当てることで洗濯物の水分が飛び、短時間で乾かすことが可能です。
圧倒的なコストパフォーマンス
浴室乾燥機を数時間動かすのと比べ、扇風機を回す電気代はごくわずか。リビングの広いスペースで、間隔を空けて干すのが早く乾かすコツです。
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無理に「最新家電」に買い替えたり、生活スタイルをガラリと変えたりする必要はありません。今の暮らしの中で、少しだけ「電気を賢く使う選択」を混ぜてみる。そんなゆとりある姿勢が、電気代を節約しながら快適に過ごす秘訣です。
