「膵炎の母、中性脂肪値爆上がり」原因と対策|NO老いるLIFE~母と娘のほんわか口福日誌~第66話
慢性膵炎を抱える80代の母と山口県で2人暮らしをしている漫画家のうえだのぶさん。半年に一度の精密検査で、膵炎は問題なかったものの「脂肪肝」が浮上し、中性脂肪値が問題に。早速対策を始めたうえだ家に新たな展開が――。
母の「うっすら脂肪肝」その後…
昨年末に母の「うっすら脂肪肝」と「中性脂肪値爆上がり」が発覚し「原因はお菓子の食べ過ぎかも?」「春先くらいにもう一度検査を…」と書いたのですが、事態が進展しました。
栄養関係の資料に「中性脂肪値」について書いてあるものを見つけました。そこには「中性脂肪値は食事の影響を受けやすい」「短期間の食事改善で効果がでやすい」と書いてありました。
慢性膵炎の血液検査を受けたのが昨年12月の下旬、その日からとりあえず「お菓子」を控えるようにして(年末年始も乗り切って)、基本的には「いつも通りの食事」をして過ごして約1か月になります。
「短期間」ってどのくらいかなあと思いつつ、先日、母がかかりつけの内科クリニックに薬をもらいに行くと言うので、もう一度血液検査を受けてもらうことにしました。
母「嫌じゃ~、検査してってよう言わん~(言えない)」
私「娘がものすごい心配性なんで、て言うちょきなさい!!(言っておきなさい)」
そして数日後、しぶしぶ受けさせた血液検査の結果を聞きに母と一緒に病院に行きました。
すると、診察室の先生がクルリとこちらを向いて…(ダカダカダカ←ドラムロール)ジャン!!
先生「大丈夫、全く問題ありません」(にっこり)
母&私「おおおおお~~~!!」
・今回の中性脂肪値は「114mg/dl」
・昨年12月の数値は「168mg/dl」
えええ~~~こんなにすぐ変わるんですか~~~~!?
先生の説明によるとやはり「中性脂肪値」は食事の影響をすごく受けやすいそうで、検査の直前に食べたものでも数値に出るとのこと。
先生「多分、検査の前に高カロリーなものを召し上がったのではないでしょうか」
母「・・・」
私「(お菓子です)←心の声」
先生「まあ、でも今日の結果はバッチリですし、年末の検査も他の数値に異常はないですし、脂肪肝の方も心配しなくていいと思います。今の食事を保って運動もして元気に過ごしてください」
さらに先生からこんなお言葉が。
先生「お母さんは膵炎の治療をされているので中性脂肪の数値は気にした方がいいですが、一般の高齢者の皆さんは少しくらい数値が高くても気にしないで大丈夫です。
むしろそれを気にして食事を控えて低栄養になってフレイル(虚弱)になってしまう方が心配なので…」
ありがとうございます! 読者の皆さんにも伝えます!!(先生、もしかしてこの連載読んでる?)。帰り際、母が先生に聞きました。
母「こんなに食べたものですぐ数字が変わると思いませんでした」
先生「血糖値と中性脂肪値はねー、検査の前に食べたものがすぐ影響するんですよ。アルコールも影響するから、検査前にビール飲んでラーメン食べてとかしたら一発アウトですねー、アハハ」
――ギクッ!!
母にはきついことを言いながら、お酒の後のラーメンがやめられない私(LDLコレステロール値高めです)。今年の健診の際には自制します(先生、私の食生活知ってる?)
NOオイルMemo「中性脂肪値に影響する食べ物」
いや~今回は私も勉強になりました。
栄養の知識として「中性脂肪の素になる食品」や「血液中の中性脂肪を減らす作用のある食品」は学んでいましたが、中性脂肪値が血糖値と同じく「検査の直前に食べたもの」に影響されるとは、しかも「アルコールも」とは…。
毎年健診の1か月前くらいからお酒&ラーメンを控え気味にして体重とか腹回りを少し落として臨むのですが、体重落ちて油断して健診のちょい前に「やらかす」ことが多くて。血糖値は正常なのにLDLと中性脂肪値がいつも高いのなんでだろ~て思ってたんです。今年は「直前」は控えます(いやそうじゃない)。
絵と文
漫画家・うえだのぶ
イラストレーター・漫画家。59才。山口県で83才の母とふたり暮らし。40代で地元の短大に入学し、栄養士の資格を取得。地元山口県を拠点に、漫画を利用した食育や時短調理などの栄養講座の講師なども務めている。
アメブロ:https://ameblo.jp/abareinupoti/ インスタ: https://www.instagram.com/nobuueda/?hl=ja
『読者体験!リアル迷惑人間大集合1 』Kindle版が発売中。
