【新連載】NO老いるLIFE ~母と娘のほんわか口福日誌~ 第1回「母の膵臓が!救急搬送の夜」
漫画家で栄養士のうえだのぶさん(56才)は、山口県で80才の母とほんわかのんびりふたり暮らし。そんなある日、母が救急搬送されて――。食いしん坊な母とちょっと心配性のぶさんの口福な日々“NO老いるLIFE”をコミックでお届けします。
すべてはここから始まった
母の膵臓が!救急搬送の夜のこと
それは本当に突然のことでした。
今まで大きな病気なんかしたことない健康自慢の母が、「原因不明」で「予防法がなく」「いつ再発するかわからず」「一生付き合っていかないといけない」というややこしい病気を抱えてしまったのは今から4年前の2019年1月。喜寿を迎える年でした。
夜間救急病院で告げられた病名は「急性膵炎」。
「膵炎=お酒の飲みすぎ」のイメージしかなかった私、お酒を飲まない母がなんでそんな病を発症するのか訳がわからず、頭の中は「???」でいっぱいに。
この「急性膵炎」がきっかけとなり、母の食生活を見直すことになりました。
母の担当医いわく、「脂質が多い食事は膵臓に負担がかかるので、食事で脂質を制限してくださいね」とのこと。
最初は病気が治れば脂質制限はなくなるんだし、まあ一時的な我慢だよ、とたかをくくっていました。しかし、事態はどんどん予想外の展開になり、まさかの長い戦いになるのです。
脂質(オイル)を控えたヘルシーな食生活をすることで膵臓が元気になって母の老いを遠ざけたい――。 そんな想いから「NO老いるLIFE(ノーオイル・ライフ)」の幕開けとなりました。
栄養士の資格を持つ私、制限がある中でも母においしくバランスの良い食事をして欲しいと色々工夫を重ねますが、時にはそれが裏目に出たり、お互いの気持ちが通じず大ゲンカになったり…。
このコミックエッセイでは、そんな私と母の泣き笑いな日々を綴っていきます。
ときどき、簡単な「NO老いる」レシピもご紹介していきたいと思います。
皆様どうぞよろしくお付き合いください。
絵と文
漫画家・うえだのぶ
イラストレーター・漫画家。山口県で80才の母とふたり暮らし。40代で地元の短大に入学し、栄養士の資格を取得。地元山口県を拠点に、漫画を利用した食育や時短調理などの栄養講座の講師なども務めている。
ホームページ:uenobu.com アメブロ:https://ameblo.jp/abareinupoti/ インスタ: https://www.instagram.com/nobuueda/?hl=ja