「障害者グループホーム」の待機問題をAIの力で解決! 「スカウト型マッチングサービス」に注目
障害を持つ人が安心して暮らせる施設を探したいと思っても、空きがなかったり条件が合わずなかなか見つからない。施設の「待機問題」が社会課題となっている。そんな中、「障害者グループホーム」を探す新たな「AIスカウト型マッチングサービス」が登場した。
AI搭載のマッチングサービスで入居までの時間と労力を大幅に削減
障害者グループホームとは、障害を持つ人が支援を受けながら共同生活を送るための障害者福祉施設のこと。入居を検討し、いざ実際に探す段階になって、どうすれば相性の良いグループホームが見つかるの? と悩む人も多いだろう。
そんな中、AIを活用したシステム開発を手掛けるRe Primeは、業界初(※)となるAI搭載の障害者グループホームマッチングサービス「ACDOOR(アクドア)」を開発した。2025年2月7日より、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・大阪府・兵庫県・愛知県・北海道の計8都道府県で先行してサービス提供を開始した。他エリアについても順次、開始予定とのこと。
従来、障害者グループホーム探しは、情報収集、施設への問い合わせ、見学調整など、多くの時間と労力を要するものだった。しかし「ACDOOR」は、AIによる最適なマッチング環境を提供することで、利用希望者とグループホーム双方の負担を大幅に軽減。スムーズに入居までのプロセスを支援する。
(※)2025年2月10日時点:Re Prime調べ
入居までの煩わしい悩みも「ACDOOR」が解決
障害者グループホーム探しにかかる時間と労力、そしてそれにより生じるストレスを大きく軽減し、入居までスムーズに進められる「ACDOOR」のポイントは以下の通り。
「ACDOOR」が解決する課題
・ミスマッチの削減
利用希望者は、家賃、立地、バリアフリー設備、サービス内容など、希望条件を登録するだけで、AIが最適な施設を自動で選定し、施設側に情報提供と受け入れ提案を実施。
・時間と労力の削減
入居希望者は、施設検索や問い合わせのプロセスを大幅に短縮でき、ストレスを軽減。
・空室問題の解消
グループホーム側は、効率的に利用希望者を検索(スカウト)でき、空室リスクを軽減。また、掲載サイトへの空室状況の更新が不要になり、担当者の負担も軽減。
・待機問題の解消
利用希望者は、より迅速に適切な施設から連絡が届き、入居までの待機時間を大幅に短縮。
「ACDOOR」の主な特徴
・AIによる最適マッチング
家賃、立地、バリアフリー設備、サービス内容など、詳細な条件に基づいてAIが最適な施設を検索。自動で入居の相談を実施。
・スカウト機能
グループホーム側は、登録された希望条件に合致する利用希望者へ直接受け入れを提案可能。
・業界最安水準の完全成果報酬制(事業者のみ)
初期費用、月額利用料、施設掲載料はすべて無料。入居確定から約1か月後に請求。
・利用者側の負担軽減
利用者は公式LINEアカウントを登録するだけで、すべての機能を無料で利用可能。
今後も「ACDOOR」は、AIマッチング精度の向上、介護・医療サービスとの連携、利用者・施設双方への相談窓口の拡充など、さらなる機能拡充を図っていく予定とのこと。より機能が充実し、広く利用され、障害者グループホーム探しに悩む人がひとりでも多く希望の施設をスムーズに見つけられる未来を期待したい。
【データ】
Re Prime
https://www.re-prime.jp/
ACDOOR利用者用LP
https://www.acdoorchallenged.com/
ACDOOR事業者用LP
https://www.acdoorfacility.com/
※Re Primeの発表したプレスリリース(2025年2月10日)を元に記事を作成。
図表/Re Prime株式会社提供 構成・文/秋山莉菜