訪問看護・介護事業所併設で医療的ケア充実。ホスピス型住宅『ReHOPE 大崎古川』が宮城県大崎市に開設
難病や医療依存度の高い人に特化した高齢者施設のニーズが高い宮城県大崎市。看護師と介護スタッフによる手厚いケアを受けながら自由度の高い暮らしが実現できるホスピス型住宅『ReHOPE 大崎古川』がオープンした。
医療依存度が高い人が穏やかに過ごせるホスピス型住宅
がん末期や難病など医療依存度が高い人に対して終末期のケアを行うホスピス型住宅。看護師や介護スタッフが日々の生活から看取りまでサポート。痛みや不快感といった症状を和らげ、自分らしい最後を迎えられる場所として注目を集めている。
「ReHOPE(リホープ)」ブランドでホスピス型住宅を全国で展開しているのがシーユーシー・ホスピスだ。
がん末期や筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、多系統萎縮症といった神経難病を抱えた利用者と家族とのかけがえのない時間を最大限活かし、「自宅以上の安心感と、病院以上の自由度の高さを叶えられる場所」として過ごせる高齢者施設だ。
宮城県内で3カ所目 大崎市に『ReHOPE 大崎古川』が開設
『ReHOPE 大崎古川』は宮城県内で3カ所目の施設として開設。
住宅型有料老人ホームに訪問看護・介護事業所を併設し、専門的なケアを提供する。
最寄り駅はJR古川駅。駅からバスに乗車し栄町西停留所で下車、徒歩4分の場所にある。 近辺には商業施設やスーパーマーケット、100円均一ショップなど多彩なお店があり、必要なものはすぐに揃えられる環境だ。
家族との面会も原則自由(要事前相談)で、居室内であれば愛犬や愛猫と会うことも可能。医師の許可があれば喫煙や飲酒もできる。
居室の広さは20.29平方メートルで、37室全て完全個室。ナースコールやカーテン、照明機器、エアコン、ウォシュレット付きトイレを備え、家具や私物の持ち込みも認められている。
浴室には、身体の状態に合わせて入浴できる機械浴槽や個浴を完備。
食堂では、味付けや見た目にこだわった食事を提供。普通食に加えて、きざみ食やミキサー食、ゼリー食などにも柔軟に対応。症状に合わせて居室での食事もOK。外食や外出ができるのも魅力的。
併設の訪問看護・介護事業所で看護・介護サービスが受けられる他、近隣の医療機関と連携し24時間365日体制で入居者を見守る。
麻薬や疼痛の管理、静脈点滴、皮下点滴にも対応。人工呼吸器の管理や、自力で痰を吐き出すことが困難な人には痰を吸引器で吸い出すなど医療的ケアも充実。
入居後もケアマネジャーの交代は不要。希望があれば在宅医療の主治医、ケアマネジャーも紹介してもらえる。
「家族に介護で負担をかけたくない」「緩和ケアを受けながら暮らしたい」「最期まで自分らしく生きたい」という高齢者の思いを叶えるホスピス型住宅。自分の望みが叶う住まいとして、選択肢の1つになるだろう。
【データ】
『ReHOPE 大崎古川』
https://cuc-hospice.com/rehope/hospice/2594
開設日:2025年1月
施設タイプ:住宅型有料老人ホーム
住所:宮城県大崎市古川栄町3-10
料金:入居金/0円、居住費/51,000円(家賃、管理費)
※食費、医療保険・介護保険の自己負担、寝具レンタル費用、薬剤費、洗濯代行費用、おやつ代、嗜好品などは別途。
※シーユーシー・ホスピスの発表したプレスリリース(2025年1月24日)を元に記事を作成
写真/シーユーシー・ホスピス提供 構成・文/松藤浩一
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