猫が母になつきません 第487話「朝だけ」
ある朝突然はっきりと「オハヨー」と言うようになった隊長。その後も毎朝「オハヨー」と元気に挨拶してくれています。こちらから言わなくても、私が起きると「オハヨー、オハヨー」と隊長のほうから何度も言うので、朝から笑ってしまいます。ベッドから出てカーテンを開けるころには隊長の「オハヨー」がリビングに響き渡っています。不思議なのは隊長が「オハヨー」を言うのは朝ごはんまでで、昼や夜に言うことはないということ。まるで「オハヨー」が朝の挨拶だとわかっているかのようです。
隊長の「オハヨー」を人に聞かせると「他の言葉もしゃべれるようになりそう」と言われるのですが、隊長は「オハヨー」を言う時にそんなに口を動かしていないので、たぶん喉から「オハヨー」に似ている音を出しているのだと思われ、しゃべれる言葉は限られそうです。多くの猫飼いさんがうちの猫は言っていると主張する「ゴハン」あたりはいけそうな気がするので、今は積極的にごはんの時間に「ごはん、ごはん」と言ってみているところです。
さびも最近は隊長に負けじと「オハヨー」を言おうとしていますが、隊長の「オハヨー」があまりにも上手なのでちょっと気後れしているようで、小さな声で「お、は、お、は」と。がんばってくれるのはうれしいけど、そもそも喋れるようになって欲しいわけではなく、言っていることを少しでもわかってくれたら、という気持ちから話しかけているわけで、さびはすでに充分理解してくれています。これでしゃべれたりしたら出来すぎなので、さびはいいんです「オハヨー」は言えなくて。
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※nurarinさんより、隊長の「オハヨー」が聞ける実際の音声が届きました。以下画像をクリックしてください。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
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