ポリ袋でお手軽!作り置き&漬け置き|袋のまま冷蔵・冷凍保存もできる時短レシピ11選
「ポリ袋調理」は、食材と調味料をポリ袋に入れて混ぜ加熱するだけの超簡単な調理法。「漬け置きは、ポリ袋にすべての材料を入れてほうっておくだけ。ポリ袋のまま保存できて便利です」とはスゴ腕家政婦として人気のmakoさん。遅く帰った日やお弁当作りにも役立つポリ袋レシピをご紹介します。
教えてくれた人
makoさん/アイデア料理研究家・栄養士
3時間で30品の作り置き料理を完成させる“超速ワザ”がテレビで話題に。著書に『予約の取れない家政婦マコのポリ袋でつくりおき』(ワニブックス)ほか。
使っていいポリ袋は「高密度ポリエチレン」一択!
使えるのは、高密度ポリエチレンでできた半透明で耐熱温度が100~110℃のポリ袋。透明のビニール袋や低密度ポリエチレンは沸騰や電子レンジ加熱に耐えられないのでNG。必ず耐熱温度や使用可能な用途を確認して。
袋の種類/耐熱温度
・高密度ポリエチレン/100~110℃
・低密度ポリエチレン/70~90℃
・塩化ビニル樹脂(ビニール袋)/60~80℃
ポリ袋調理法の保存期間
■冷蔵2~3日
■冷凍1か月
★「レモン大根」、「白菜キムチ風」は冷蔵4~5日、冷凍1か月。
湯せん&レンジで温める時の目安
冷蔵の場合
冷蔵保存していた作り置きは湯煎で5分、レンジで2~3分再加熱を(「鮭のみそ漬け」の冷蔵保存のみ、湯煎で1~2分、レンジで3分が目安)。
冷凍の場合
冷凍保存のものは、食べる前日に冷蔵庫で解凍して湯煎で5分、レンジで5分が目安。
1. 鮭のみそ漬け
芳醇なみそだれでご飯が進む
【作り方】
【1】ポリ袋に、みそ・みりん各大さじ1、麺つゆ(3倍希釈)・砂糖各大さじ1/2を入れ、よくもみ混ぜる。鮭2切れ(200g)を入れてからめて約1時間漬け置く。
【2】【1】の口を縛り湯煎で15分、または口を折り電子レンジで5分平置きして加熱する。
【3】皿に盛り、あれば大葉適量を添える。
2. ガーリックチキン
にんにくのパンチがきいて食べごたえあり
【作り方】
【1】ポリ袋に鶏もも肉1枚(300g)、にんにくの薄切り適量、塩・砂糖各小さじ1/2、しょうゆ・おろしにんにく・オリーブオイル各小さじ1、こしょう少量を入れてよくもみ混ぜ、約1時間漬け置く。
【2】【1】の口を縛り湯煎で20分、または口を折り電子レンジで6分平置きして加熱する。
【3】器にひと口大に切った鶏肉を盛り、あればパセリ少量を添える。
3. レモン大根
さわやかなレモン風味が香る旬の浅漬け
【作り方】
【1】大根1/4本(250g)は4cm長さで1cm角の棒状に切る。レモン1/2個は果汁をしぼり皮は薄切りにする。
【2】ポリ袋に【1】、塩・砂糖各小さじ1/2を入れ、よくもみ混ぜる。口を縛って約1時間漬け置く。
4. 塩豚
丼や麺にもアレンジしやすいシンプルな味わい
【作り方】
【1】ポリ袋に豚肉ブロック250g、塩小さじ1、こしょう少量を入れる。よくもみ混ぜたら長ねぎ(緑部分)のざく切り1本分(50g)を入れ、約1時間漬け置く。
【2】【1】の口を縛り湯煎で30分、または口を折り電子レンジで7分平置きして加熱する。豚肉は1cm厚さに切る。
5. 白菜キムチ風
旨み広がる自家製キムチが手軽にできちゃう
【作り方】
【1】白菜1/8個(250g)はざく切りにしてポリ袋に入れ、電子レンジで5分加熱し、粗熱がとれたら水気をしぼる。
【2】ポリ袋に【1】、しょうゆ・豆板醤・酢各小さじ1、オイスターソース・砂糖・おろしにんにく・おろししょうが各小さじ1/2を入れ、よくもみ混ぜる。口を縛って約1時間漬け置く。
6. じゃがいもきんぴら
加熱後に時間を置くとじゃがいもはホクホクの食感に。時間差で食感の違いを楽しめる
【作り方】
【1】じゃがいも大1個(150g)は細切りにする。
【2】ポリ袋に【1】、しょうゆ・砂糖各大さじ1/2、ごま油小さじ1を入れて軽く混ぜ、ひと塊にならないように平らにする。
【3】【2】の口を縛り湯煎で10分、または口を折り電子レンジで5分平置きして加熱する。器に盛り、いりごま小さじ1と好みで唐辛子の輪切り少量を散らす。
7. 煮込みハンバーグ
ソースしたたる味染み“映えバーグ”♪
【作り方】
【1】ポリ袋に合いびき肉250g、玉ねぎのみじん切り1/2個分(100g)、卵1個、パン粉1/2カップ、塩・こしょう各少量を入れ、よくもみ混ぜて肉だねを下方に寄せてひと塊にする。菜箸などで押さえて2等分し、袋の上から形を整える。
【2】【1】にカットトマト1缶(400g)、ケチャップ・中濃ソース各大さじ2、しょうゆ・砂糖・顆粒コンソメ各大さじ1/2を加える。
【3】【2】の口を縛り湯煎で30分、または口を折り電子レンジで15分平置きして加熱する。器に盛り、ゆでたブロッコリー適量を添える。
ポイント:肉だねは菜箸を使ってきれいに分割
ひと塊になった肉だねは、ポリ袋の上から菜箸でギュッと押さえて分割する。
8. 鶏そぼろ
一度にたくさん作り置きすればお弁当にも重宝
【作り方】
【1】ポリ袋に鶏ひき肉200g、おろししょうが大さじ1、しょうゆ・麺つゆ(3倍希釈)・砂糖各大さじ1を入れ、もみ混ぜて平らにする。
【2】【1】の口を縛り湯煎で20分、または口を折り電子レンジで8分平置きして加熱する。
【3】【2】をタオルやふきんで包み、肉をもみほぐす。
ポイント:もみほぐせばパラパラそぼろに
加熱後はかなり熱いので、やけどをしないよう、必ずタオルやふきんにくるんでもみほぐして。
鶏そぼろ丼(1人分)
器にご飯1杯分を盛り、鶏そぼろ適量 をかけて卵黄1個を落とし、ちぎった韓国のり適量を散らす。
9. サーモンのぽん酢マリネ
野菜と調味料の“先混ぜ”がポイント
【作り方】
【1】サーモン2切れ(200g)に塩・こしょう各少量を振る。ピーマン(赤・緑)各1/2個と玉ねぎ1/4個はせん切りにする。
【2】ポリ袋に【1】のピーマン、玉ねぎ、ぽん酢大さじ2、オリーブオイル大さじ1、砂糖小さじ1を入れてよくもみ混ぜ、サーモンを入れる。
【3】【2】の口を縛り湯煎で15分、または口を折り電子レンジで6分平置きして加熱する。
10. きのこの和風マリネ
ポリ袋ならマリネ液も少量で味しみしみ
【作り方】
【1】しめじ100gは小房に分け、えのきたけ100gは半分に切りほぐす。エリンギ100gは横半分に切って薄切りにする。
【2】ポリ袋に【1】、しょうゆ・酢・麺つゆ(3倍希釈)各大さじ2、砂糖・ごま油各大さじ1を入れて軽く混ぜ、ひと塊にならないように平らにする。
【3】【2】の口を縛り湯煎で15分、または口を折り電子レンジで5分平置きして加熱する。
11. プルコギ
老若男女がハマる絶賛甘辛味
【作り方】
【1】玉ねぎ1/2個としいたけ2枚は薄切り、青ねぎ1/2束は4cm長さに切る。
【2】ポリ袋に【1】、牛肉の薄切り150g、しょうゆ・砂糖・すりごま各大さじ1、オイスターソース・ごま油各大さじ1/2、豆板醤・おろしにんにく各小さじ1を入れ、よく振り混ぜる。
【3】【2】の口を縛り湯煎で15分、または口を折り電子レンジで6分平置きして加熱する。器に盛り、好みで糸唐辛子適量をのせる。
撮影/田中宏幸 取材・文/佐々木めぐみ
※女性セブン2024年4月4日号
https://josei7.com/
●予約の取れない家政婦makoさんが教える“調速ワザ”「ポリ袋調理法「失敗知らずのチーズオムレツ」他