平均年齢69才!ダンスユニット”三婆ズ”がインスタで話題「3人で踊れば恥ずかしくない!」初投稿動画がバズった理由
家族とのコミュニケーションや健康管理のためにスマートフォンを保有する高齢者は年々増え続けているが、実は今高齢者のSNS利用も増加傾向にある。「NTTドコモ モバイル社会研究所」の調査によるとSNSを利用している60代は約8割、70代も約5割を超えているという。YouTubeやインスタグラムを楽しむシニア世代とともにSNSで影響力を持つ「シニアインフルエンサー」も誕生。好きなことを発信して人生が大きく変化したという平均年齢69才の「BACK STREET SAMBERS (三婆ズ)」のメンバーに話を聞いた。
教えてくれた人
ヒロミさん、ケイコさん、ミチヨさん(平均年齢69才)/インスタグラム「BACK STREET SAMBERS(三婆ズ)」。フォロワー数約9万人。
2020年に結成。メンバーはダンススクール副代表のヒロミさん、主婦のミチヨさんとケイコさん。地元の公民館や祭りなどでダンスを披露することも。
平均年齢69才「BACK STREET SAMBERS 三婆ズ」結成のなれそめ
茨城を中心に活動する平均年齢69才のダンスユニット「BACK STREET SAMBERS 三婆ズ」(以下・三婆ズ)。インスタグラム(以下・インスタ)に多くの動画を投稿して話題となり、現在、フォロワー数は9万人以上に上る。
メンバーはリーダーのヒロミさん(66才)、ケイコさん(73才)、ミチヨさん(69才)の3人。
「3人の踊れる婆(ばあ)さんという意味から『三婆ズ』と名付けました」(ヒロミさん・以下同)
結成は、いまから3年前。
「コロナ禍だったので、行動制限はありましたが、ダンス動画をインスタにあげて、元気を出そうと思ったんです」
ひとりでやるより、複数で踊る方が楽しい。そう思ったヒロミさんは、ダンス仲間の何人かに声をかけた。
「最初は5人くらい集まりましたが、1人抜け、2人抜け…残ったのがこの3人。私たちは60才近くなってからダンスを始めたのですが、根っから体を動かすことや踊ることが好きなので、最初から息もピッタリだったんです」
結成後、最初にあげた動画では、桜の木の下でBTSの楽曲を踊った(下記写真)。
「三脚をつけたスマホの前で踊ったのが最初です。踊ったのが公道だったので、いろんな人に見られましたが、『3人で踊れば恥ずかしくない!』と思って、思いっきりヒップホップダンスを踊ったんです。私たちのようなおばあちゃんが踊ったのが面白かったんでしょうね。周りの人も興味深そうに見てくれて、その様子が動画でも伝わったのでしょうか。投稿して、しばらくしてから動画再生回数が720万回まで伸びました」
有名人にフォローされ「身が引き締まる思い」
インスタで大きな話題を呼んでから、次々とダンス動画を配信するようになった。
「見ている皆さんが聴いて、わかりやすい曲を選んでいます。最近はYOASOBIの曲を使って踊ることもありますよ」
振り付けはヒロミさんが担当している。
「ダンス好きといっても、みんな60才を過ぎてますから…。3人のダンスがそろいやすいように、簡単な振り付けにしています」
動画を投稿するたびにファンも増え、若い人たちからも支持を得るようになった。
「いちばん驚いたのはGENERATIONS from EXILE TRIBEの中務裕太さんが、ご自身のインスタライブで、私たちのファンだと公言してくださったことですね。あとは、坂本龍一さんからフォローされたときは、身が引き締まる思いでした。こんな著名なかたに見ていただいているんだから、より一層頑張らなければいけないと思いましたね」
今後も、体が動く限りはダンスを配信していく予定だという。
「いろんなかたから応援メッセージをいただきます。40~50代のかたからは、『自分は年だと思って諦めていたけれど、元気をもらえた』『自分も何か新しいことを始めたくなった』という声が多くて、本当にうれしく思っています。人生は一度きりなので、これからも楽しんでいこうと思います」
「BACK STREET SAMBERS 三婆ズ」に聞いた一問一答!
【Q1】家族構成は?
「メンバーそれぞれ夫や娘、孫がいます」(ヒロミさん)
【Q2】健康に気をつけていることは?
「ほぼ毎日食べているのは野菜がたっぷり入ったスープと玄米ご飯。これを朝と昼に食べて、体調と体形管理をしています」(ケイコさん)。「洗濯物を2階のベランダに干しに行くとき、一度ではなく、何回かに分けて持って行って、何度も階段を上り下りしています」(ミチヨさん)
【Q3】推しはいますか?
「THE JET BOY BANGERZの佐藤蒼虎くん(18才)。ずっと同じダンススクールでレッスンしていたので応援しています」(ヒロミさん)
【Q4】ファッションのこだわりは?
「ダンスをするとき、比較的派手な衣装を着るようになりました。3人がそろって踊るときは、ピンクのズボンをみんなではいています」(ケイコさん)
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2024年2月15日号
https://josei7.com/
●介護ポストセブンの【無料YouTubeライブ3/5(火)19時〜】視聴申し込みはこちらから! 豪華プレゼントが当たります!
●在宅の習い事”金継ぎ”がシニアに人気!新しい趣味の探し方は「子供の頃がヒントに」