納豆の達人が教えるアレンジレシピ4選「小粒✕いか&ラー油、ひきわり✕ツナパクチー」
栄養価の高い納豆を使った納豆レシピを紹介します。どれもササっと作れる簡単なものばかり。何もしたくない、疲れた日のパワーチャージにぴったり。納豆を知り尽くした食のプロ3人が、大粒やひきわりなど納豆の種類ごとに教えてくれました。また、食の賢人だからこそ知る“納豆トーク”も繰り広げてもらいました。
食のプロが教える納豆レシピ4選
■Webサイト「納豆wiki」主宰 石井泰二さん
大手企業に勤めるかたわら、全国の納豆店を訪れ食べ歩く日々。食べた納豆は3500種類以上。
■納豆料理研究家 夏見奈央子さん
大手食品メーカー勤務を経て独立。予約が取れない「納豆創作料理 夏豆」(京都祇園)女将。
■料理家・栄養士 永倉いちずさん
企業のレシピ・商品開発・雑誌等のフードコーディネート等を手掛ける。いちず料理教室主宰。
※コメントの(石)は石井泰二さん、(夏)は夏見奈央子さん、(永)は永倉いちずさんを示します。
いかたま納豆丼【小粒納豆】
いかと納豆のねっとり感が相性よし。食べるラー油の香ばしさがアクセント!
<作り方>
【1】納豆(小粒)2パックといかそうめん70gをボウルに入れ、納豆付属のたれ2パック分、食べるラー油小さじ2、酢小さじ1、おろしにんにく小さじ1弱を加えてよく混ぜる。
【2】ご飯を1膳分ずつ器に盛り、【1】を半量ずつかけて中央に卵黄を1個ずつのせる。
【3】小口切りにした小ねぎ適量を散らし、好みで一味唐辛子をかける。
ごちゃまぜ納豆【中粒納豆】
水にさらした長ねぎをたっぷり入れたらよ~く混ぜて。ご飯がすすみますよ!
<作り方>(2~3人分)
器に納豆(中粒)2パック、卵1個、納豆付属のたれ2パック分を入れ、長ねぎ小口切り・かつおぶし・しょうゆ・いりごま(白)各適量を混ぜ合わせてふわふわになるまでよく混ぜる。
三種のねばねば【大粒納豆】
存在感のある大粒納豆は、あんかけ、炒め物、クリーム料理にも向いています。
<作り方>(3~4人分)
【1】皮をむいた長いも160gはポリ袋に入れ、麺棒などでたたいてつぶす。板ずりをしたオクラ6本はさっとゆで、冷水にさらして1cmの輪切りにする。
【2】大粒納豆1パック(たれを混ぜておく)と【1】を器に盛り、しょうゆをたらす。お好みでかつおぶし、刻みのりをのせる。
ツナパク納豆のトマト和え【ひきわり納豆】
食材にからみやすいひきわり納豆は和え物に最適。料理の旨みもアップ!
<作り方>(3~4人分)
ツナ缶(油漬け)1缶は缶汁をきる。ボウルにひきわり納豆1パックとツナ、トマトの乱切り2個分、パクチー(2cm長さに切る)2株、ナムプラー小さじ2をすべて入れて、よく和える。
【食のプロ座談会】納豆トークで盛り上がる!
食べ方で変わる味わい!それも納豆のおもしろさ
夏見 1日5パックは食べる納豆好きですが、普段食べているものも、たれなしだとだいぶ違う味に。たれの役割は重要ですね。今回は純粋に豆を吟味したので、やや辛い点数になったかも。
→納豆食べ比べランキング!極小粒・小粒納豆Best7「1位は北海道産大豆の香りと旨みが濃厚!」
石井 納豆はとても繊細な食品です。製造日や店での保管状況、温度などで豆の味が刻々変化していきます。冷蔵庫の中でも発酵が進むことがあるんですよ。
永倉 たれを入れるか、ご飯にのせるか、薬味を何にするかでも味は変わりますね。
夏見 納豆単体で食べるのもいいですが、食材の旨みをアップさせる万能調味料として料理にも使ってほしいです。
永倉 最近は全体的にやわらかめの納豆が多く、かため好きの私には物足りなさも感じましたが、各社違ったおいしさがありました。今後の納豆選びが変わりそうです。
石井 定番の納豆以外でも、違った粒やたれを味わってみると飽きずに楽しめますよ。
撮影/玉井幹郎 調理/永倉いちず スタイリング/鈴石真紀子 取材・文/石井栄子
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号
https://josei7.com/
●料理家で栄養士が提案する納豆レシピ11選「腸内環境を整えるには発酵食品を毎日食べ続ける」