毎日飽きない!【納豆】ちょい足しアレンジ13選「アボカドで濃厚に、柴漬けでカリッと!」
納豆は、栄養価も健康効果が高いのでいつも食べたいもの。でも、毎回同じ食べ方では飽きがち。そこで、ちょい足し食材で味変してみませんか。食のプロおすすめの13品を紹介します。どんな味とも調和してしまう納豆の懐の深さにびっくり。知って得する豆知識も伝授。納豆の常識が変わりますよ!
食のプロが教えます!
■Webサイト「納豆wiki」主宰 石井泰二さん
大手企業に勤めるかたわら、全国の納豆店を訪れ食べ歩く日々。食べた納豆は3500種類以上。
■納豆料理研究家 夏見奈央子さん
大手食品メーカー勤務を経て独立。予約が取れない「納豆創作料理 夏豆」(京都祇園)女将。
■料理家・栄養士 永倉いちずさん
企業のレシピ・商品開発・雑誌等のフードコーディネート等を手掛ける。いちず料理教室主宰。
※コメントの(石)は石井泰二さん、(夏)は夏見奈央子さん、(永)は永倉いちずさんを示します。
納豆+ちょい足し食材12選
「納豆は淡泊なので、塩味でもよし、甘みでもよし、けっこう何にでも合いますよ」(石)。付属のたれもおいしいけれど、毎日だと飽きてしまいがち。意外にもいろんな食材や調味料が合うのでぜひ試してみて!
+お茶漬けの素
アツアツも良いけれど、氷を入れた冷茶でさっぱりもおすすめ!
のりの香り、あられのサクサク感、粉わさびのピリ辛と納豆とが好相性。粘りのある納豆もお茶でさらさらっといける。「残暑厳しいこの時期は、冷茶がおすすめ」(石)
+アボカド
アボカドのねっとり感が納豆と合う!
「ビタミン類や食物繊維、良質な資質を多く含むアボカドと納豆の組み合わせは栄養的にも最強!」(夏)。アボカドはやや歯ごたえが残るよう粗くマッシュまたはカットで。
+しば漬け
カリカリ梅や刻んだたくあんでも!
酸味と納豆との相性は抜群。「残暑で納豆がヘビーに感じられるときは、漬物と合わせてさっぱりと」(石)。しそや梅の香りが食欲をそそります。カリカリ食感も納豆とマッチ。
+明太子
ぴりっとした辛味がアクセントに!
明太子は完全にほぐさず粗く混ぜたほうが食感がよい。青ねぎを刻んでのせると色どりがきれい。「ご飯が何杯でも食べられます。お酒のつまみにもおすすめ」(永)
+揚げ玉
カリカリ食感と納豆のほくほく感がマッチ
パラパラとかけるだけでいつもの納豆が別物に。「納豆が苦手な子供でもスナック感覚で食べやすい。味にアクセントがほしければラー油を足しても」(永)
+なめ茸・わさび
なめ茸の甘味とトロミが後を引く
「冷蔵庫になめ茸が残っていたらぜひ試して。ねばとろ食感がやみつきに! 大根おろしを添えてもいい。ご飯だけでなく冷たいそばやうどんにのせてもいける」(永)
+お酢
納豆独特のにおいがまろやかになって食べやすい
「お酢を納豆に入れて混ぜるとふわっふわに。ガツンと来る納豆のにおいが苦手な人にも食べやすい」(夏)
+粉チーズ
チーズのまったり感と塩味が納豆にマッチ
「粉チーズ以外にもカッテージチーズやハードタイプなどいろいろ試してみて。ワインのあてに最高です」(石)
+カレー粉
おなじみ豆カレーのような味
「納豆の香りがカレーに負けてしまいますが、ほくほくとした豆の食感が際立ってかなりいけます!」(永)
+ハリッサ
ピリ辛味がお酒のつまみにも
「エスニックな香りが納豆と合う。ピリ辛好きには絶対におすすめ。複雑なスパイスの香りがやみつきに」(石)
+オリーブ油
舌触りが良くなり健康面で相乗効果が
「食べやすくなるだけでなく、血液がサラサラになり、カルシウムが吸収されやすくなるという効果も!」(永)
+ひらめき
シンプルな辛さが味を引き立てる
鹿児島の農家がみかん、鷹の爪、ごまだけで作った調味料。「からしよりも控えめで納豆本来の味が引き立つ」(石)
番外編:黒豆納豆+蜂蜜・ホイップクリーム
種類は少ないものの、スーパーでも見かける黒豆納豆。「糸引きが少なく、独特のにおいも控えめ。大粒のものは、蜂蜜やホイップクリームと合わせてスイーツにしてもおいしいですよ」(夏)
納豆の豆知識3選
意外と知らない納豆の豆知識を紹介。すぐに実践したくなっちゃいますよ!
●納豆を食べる適温は?
「冷蔵庫から出してすぐ食べず、室温に戻したほうが味も香りも際立ちます。冷凍保存可能ですが、味は落ちるのでなるべく賞味期限内に」(石)
●上手なフィルムのはがし方
・スライド法
フィルムを容器とふたの隙間から少し出し、ふたを閉じたまま引っ張り出す。
・くるくる法
フィルムの上から、中央部分に箸を垂直に差し、くるくると回して巻き取る。
●たれはどのタイミングで入れる?
「先にたれを入れると糸引きをしなくなります。かき混ぜて糸を引かせてからのほうがふっくら仕上がるのでおすすめです」(石)
撮影/玉井幹郎 調理/永倉いちず スタイリング/鈴石真紀子 取材・文/石井栄子
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号
https://josei7.com/
●料理家で栄養士が提案する納豆レシピ11選「腸内環境を整えるには発酵食品を毎日食べ続ける」